2023.12.25
「2023年」
皆さま、こんにちは。株式会社ホームケアアライアンスの森下です。日頃よりホームケアアライアンスをご利用いただいている皆様には、心より感謝申し上げます。早いもので、今年も残りわずかとなりました。2023年も皆様にとって充実した一年であったことを願っております。私たちにとっても様々な出来事があり、ご利用者様との繋がりを大切にする中で喜びや感謝をする場面が多かったです。
弊社は24時間365日対応しておりますので、年末年始も通常通り営業いたします。在宅療養中の方、プライベート訪問看護サービスをご入用の方、ご家族などの介護・看護をされている方など、どうぞお気軽にお問い合わせください。
2024年も皆様にとってますます良い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
2023.12.20
2023.12.19
2023.12.11
「自費訪問看護」
先日、ポートメッセなごやで毎年開催されるクリエイターズマーケットに足を運びました。ここ数年、年に2回開催に参加しており、その多彩な品揃えに魅了されています。さまざまな商品が目白押しで、特にユニークなアイテムには目を奪われました。たくさんの方が参加される中で車いすの方々の参加も年々増えているように感じます。弊社でもこのようなイベントへの参加依頼があり、いつの間にかプライベート看護の観点から見ることになりました。
「こうした方が良さそうだな」「トイレのアクセスはどうだろう」といった視点で周囲を見渡すこともあり、楽しい時間を過ごしているうちに、足が棒のようになっていました。
個人的には面白いファイルを手に入れたので、仕事の書類を失くさないように気をつけようと思います。
イベントごとは新しい発見と共に、普段見落としてしまう視点も教えてくれると感じた1日でした。
2023.12.08
2023.12.06
「お餅」
寒くなり、鍋や煮込み料理が美味しい季節がやってきましたね。最近の鍋のもとは種類が豊富で、どれを選ぶか悩むことがありますね。そんな中、在宅看護・介護の際に特に気を付けるべきなのが…「お餅」です。お餅は日本古来の食べ物で寒い季節や年越しに人気がありますが、嚥下状態が低下した方にとっては危険が伴います。
食品のリスク評価を担当する内閣府食品安全委員会が行った評価によれば、「餅」「ミニカップゼリー」「飴類」「パン」「肉類」「魚介類」「果実類」「米飯類」の8つの食品群が事故を引き起こしやすいとされています。お餅はその中でも特に注意が必要で、嚥下の難しさがある方にとってはリスクが高まります。
ちなみに、こちらの写真のお餅はお麩できたお餅です。名古屋の那古野商店街のはずれで見つけました。これならのどに詰まる心配を少なくして安心して食べられそうですね。
少し早いですが、事故なく年末年始を迎えたいですね。温かい食べ物で寒さをしのいでいきましょう。
2023.12.05
2023.11.27
「コロナ対応」
最近は感染症としても第5類に指定され、少し落ち着いてきた感があるコロナですが、罹患する方はまだゼロではありません。重症化する場合は入院が必要であり、自宅で経過する場合でも家族との接触を避ける必要があります。弊社ではプライベート訪問看護サービスを提供しており、その中で新型コロナ感染症に対する対策も徹底しています。周囲に知られることを気にされる場合には、訪問方法についても配慮させていただいています。
在宅看護や介護における予期せぬ状況にも対応できるよう、自費訪問看護を通じてご利用者様のご要望やご質問に柔軟に対応できる体制を整えていますので、何か聞きたい点やご要望などがございましたらどうぞお気軽にご連絡ください。
2023.11.24
「誤飲」
最近は昼間も寒さが増してきて、風邪をひきそうな天気が続いていますね。そんな中、我が家では先日、子どもが誤って小さなレゴブロックを飲み込んでしまうという出来事がありました。幸いにもそのブロックは極小であり、気管には入らず胃に移動したようです。
病院での診断によれば、レゴはレントゲンに映らないため、出てくるのを待つしかないとのことでした。初めての経験で、連絡を受けた瞬間は心配で冷や汗が出ましたが、子どもが無事でほっとしています。もし電池や磁石だと消化管を損傷する可能性があるため、本当に良かったです。
今後は特に注意して、おもちゃや小物の管理は十分に気を付ける必要がありますね。そうすれば同様の事態は未然に防ぐことができるかもしれません。
在宅看護や介護は「まさか」の出来事も起こります。弊社はそんな在宅看護や介護に対して自費訪問看護で対応していますので、「どんなことに対応できるの?」など何かご質問やご要望などがありましたらお気軽にご連絡くださいね。
2023.11.20
2023.11.10
「親のコロナ感染に関する重要な決断」
ご利用者様より、以下のような相談を受けました。
親が80代後半でコロナに感染し、今は自宅で療養中です。この状況で今後の対応について悩んでいます。自宅療養を続けるべきか、それとも入院を検討すべきか…重要な決断が迫られています。
弊社としては以下のようなご返答をさせていただきました。
親御様の安全と健康を最優先に考える中で、入院のメリットとデメリットを検討する必要があります。入院は専門の医療スタッフによるケアが受けられる一方、家庭から離れることで普段と違った刺激が増すかもしれません。それにより、80代後半というご年齢から認知症の発症、又は増悪ということが考えられます。
また、入院によってベッド上での生活が増えることにより、ADL(日常生活の服を着替える・トイレに行く等の活動作)が低下することも考えられます。自宅療養の場合は、親が家族のサポートを受けながら慣れた環境でリラックスして過ごすことができますが、病状が悪化しやすい、又は悪化した際にすぐに対応できないというリスクも考慮しなければなりません。
また、この難しい決断を下す前に、医師や保健関係のスタッフの意見を聞くこともが大切です。彼らからも適切なアドバイスをもらうこともできます。
親御様の健康と安全を最優先に考え、弊社も必要なアドバイスやプライベート看護サービスを使ったフォローを行っていきます。感染症の流行が続く中、家族の結束と冷静な判断が必要な時でもありますので、一緒に乗り越えていきましょう。
また、入院によってベッド上での生活が増えることにより、ADL(日常生活の服を着替える・トイレに行く等の活動作)が低下することも考えられます。自宅療養の場合は、親が家族のサポートを受けながら慣れた環境でリラックスして過ごすことができますが、病状が悪化しやすい、又は悪化した際にすぐに対応できないというリスクも考慮しなければなりません。
また、この難しい決断を下す前に、医師や保健関係のスタッフの意見を聞くこともが大切です。彼らからも適切なアドバイスをもらうこともできます。
2023.11.01
「11月」
皆さま、こんにちは。今日から11月になりましたね。これからどんどん寒くなって冬本番がくると思うと、少しげんなりしてしまいます。さて…弊社のご利用者様の多くは高齢の方ですが、冬は高齢者にとって危険がいっぱいの季節です。特に低体温症、手足の冷え、感染症、関節痛、ヒートショック、浴室内の熱中症、冬季うつなど、危険性を挙げればキリがありません。
高齢者の寒さ対策には、室温管理、栄養摂取、運動、感染症対策、温度変化軽減、水分補給、日光浴、バランスの取れた食事が不可欠です。しかし、在宅で療養生活する高齢者にとってはこれら全ての対応を取るのは難しく、誰かの支援が必要な場合もあるでしょう。
高齢者の健康と安全を守るため、冬の到来前にこれらの寒さ対策を見直していきたいですね。
2023.10.30
「新しい仕事内容」
弊社は24時間365日営業しており、主にプライベート訪問看護を提供することで、ご自宅で家族の看護・介護を行っている方々にサポートを提供しています。最近、あるお客様から次のようなご依頼を受けました。「現在、父親の自宅介護を行っていますが、もっと効率的に行うための方法は何かありますか?」という内容でした。詳しくお話を伺うと、近隣に住む兄弟が協力し交代で介護を行っている状況でしたが、何かとうまくいかないことも多く「どうにかできないか…」ということでした。
「具体的な看護と介護の内容」や「受けられているサービス」「利用可能な人員」「ご自宅の状況」などについて教えていただき、詳しい情報を収集して改善できるポイントを提案させていただきましたところ、在宅療養生活の解決につなげることができました。
初めての分野でのアプローチに緊張しましたが、お客様には弊社の提案に非常に喜んでいただき、何よりも私自身嬉しかったです。今後もこのような分野でのサポートが、皆様のお手伝いになることを願っています。引き続きホームケアアライアンスをよろしくお願いいたします。
2023.10.27
「本日のプライベート訪問看護サービス」
10月1日から始まりました、30分利用と1ケア利用の「プライベート訪問看護サービス」のご利用も徐々に増えてきています。ご利用しやすさもあってか、徐々にご依頼が増えてきている状況です。利用枠は「1時間利用」「30分利用」「1ケア利用」の3種類がありますが、これらを併用して利用することも可能です。
「30分利用と1時間利用を併用した例」
胃がん末期のため、施設での療養中に訪問看護サービスを受けていた患者様です。徐々に寝室内での移動が難しくなりましたが、患者様自身から「自宅に戻りたい」という強い願望があり、自宅への移動が実現しました。
しかし、以前の施設入所時と同じような看護・介護サービスを提供することが、新しい訪問看護ステーションでは難しいと判断されました。そのためご依頼を受け、私たちのサービスを提供することになりました。
早朝に1回(排泄介助)、日中に1回(清潔介助、オムツ交換、食事介助)、夜間に1回(排泄介助)の合計3回組み合わせて、患者様が満足できるケアを提供することができています。
これらはサービス利用例の一部になりますので、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください!
胃がん末期のため、施設での療養中に訪問看護サービスを受けていた患者様です。徐々に寝室内での移動が難しくなりましたが、患者様自身から「自宅に戻りたい」という強い願望があり、自宅への移動が実現しました。
しかし、以前の施設入所時と同じような看護・介護サービスを提供することが、新しい訪問看護ステーションでは難しいと判断されました。そのためご依頼を受け、私たちのサービスを提供することになりました。
早朝に1回(排泄介助)、日中に1回(清潔介助、オムツ交換、食事介助)、夜間に1回(排泄介助)の合計3回組み合わせて、患者様が満足できるケアを提供することができています。
2023.10.23
「お祭りやイベントへの参加」
弊社は24時間営業しており、お客様の健康と幸福をサポートするために尽力しております。そんな中、昨日はプライベートで名古屋の東別院のお祭りに行ってきました。お祭りに行くのは久しぶりで、楽しい時間を過ごすことができました。日々の仕事から離れ、楽しそうな出店やイベントにリフレッシュすることができ楽しかったです。
今回は私たちのプライベートな時間でお祭りを楽しむことができましたが…ご存知でしょうか?私たちはプライベート看護サービスを提供しておりますので、介護や看護が必要な方でもお祭りやイベントに行くことが可能なのです。
在宅看護・介護サービスを利用する際には、お祭りやイベントへの参加もその一部となります。お客様の個々のニーズに合わせて楽しいひとときをサポートいたしますので、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。お客様の健康と幸福を第一に考え、お手伝いさせていただきます。
お気軽にご相談いただき、お客様の笑顔のためにお手伝いさせていただくことを楽しみにしています。
2023.10.19
「本日のプライベート訪問看護サービス」
10月1日から始まりました、30分利用と1ケア利用の「プライベート訪問看護サービス」のご利用も徐々に増えてきています。ご利用しやすさもあってか、徐々にご依頼が増えてきている状況です。
「30分利用の例」
ご自宅でのがん闘病中で、室内移動は自立していたものの、体調の悪化に伴い徐々に介助が必要になって介助が必要になりました。主に内服薬管理、体調管理、排泄介助で30分ケアサービスを利用開始されました。
ご自宅でのがん闘病中で、室内移動は自立していたものの、体調の悪化に伴い徐々に介助が必要になって介助が必要になりました。主に内服薬管理、体調管理、排泄介助で30分ケアサービスを利用開始されました。
「1ケア利用の例」
気管切開をされている方で、訪問看護を利用中です。呼吸状況の変化によって人工呼吸器を導入されました。
日中・夜間問わず吸引が必要になり本人様が2時間おきに吸引をご希望されたため、1ケア訪問にて喀痰吸引対応をさせていただいています。
これらはサービス利用例の一部になりますので、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください!
気管切開をされている方で、訪問看護を利用中です。呼吸状況の変化によって人工呼吸器を導入されました。
日中・夜間問わず吸引が必要になり本人様が2時間おきに吸引をご希望されたため、1ケア訪問にて喀痰吸引対応をさせていただいています。
2023.10.18
「薬を飲むとき」
皆さま、こんにちは。過ごしやすい日が続いていますね。このままずっとこういう天気だと嬉しいのですが、そうはいかないのもまた天気です。さて…先日私が風邪を引いたお話をお伝えしましたが、その際に病院を受診して薬を処方してもらいました。今でこそ薬を飲むことはなんともないですが、子供の頃はそれは嫌で嫌でしょうがなかったのを覚えています。
が、療養中に面白いものを見つけました。今はそんな子供さんでも薬をもみやすくするゼリーが売っています。 去年の12月から販売されているそうです。子どもの頃にこれがあったら使ったのになーと思いながら見ていました。おくすり嫌いのお子様をお持ちの方々、いかがでしょうか?
2023.10.16
「秋の変わり目、体調に気をつけて」
最近、日中の過ごしやすさとは反対に、夜は寒さを感じることが増えてきましたね。皆さまの健康はいかがでしょうか?私自身は先週半ばから体調を崩してしまい、少しダウンしていました。この季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期でもあります。急な気温の変化や乾燥など、体への影響は様々です。しっかりとした睡眠やバランスの取れた食事、適度な運動など、日頃からの健康管理が大切ですね。
とはいえ、どれだけ気を配っていてもなる時にはなってしまうのが風邪です。その際はゆっくり休むに限ります。私も普段忘れがちな健康について考え直す機会となりました。皆さんも、ご自身の健康を大切にして、心地よい秋をお過ごしください。
2023.10.10
「本日のプライベート訪問看護サービス」
10月1日から始まりました、30分利用と1ケア利用の「プライベート訪問看護サービス」のご利用も徐々に増えてきています。今回は点滴利用の方のケアで、1ケアから通常のプライベート看護サービスに切り替えた事例のご紹介です。これらはサービス利用例の一部になりますので、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください!
2023.10.06
「本日のプライベート訪問看護サービス」
10月1日から始まりました、30分利用と1ケア利用の「プライベート訪問看護サービス」のご利用例をご紹介させていただきます。
「30分利用の例」
自宅療養中の利用者様です。自身でトイレにも行けていましたが、ご本人様の体調の悪化に伴い点滴が開始。排泄に関しても介助が必要となったため、30分のプライベート訪問看護サービスの利用開始となりました。
体調管理、点滴の管理、排泄の介助に関しまして、看護師がフォローさせていただいております。
自宅療養中の利用者様です。自身でトイレにも行けていましたが、ご本人様の体調の悪化に伴い点滴が開始。排泄に関しても介助が必要となったため、30分のプライベート訪問看護サービスの利用開始となりました。
体調管理、点滴の管理、排泄の介助に関しまして、看護師がフォローさせていただいております。
「1ケア利用の例」
もともとプライベート訪問看護サービスを利用してくださっている、経管栄養を受けられている利用者様です。栄養剤の変更に伴い便の性状が緩くなり、臀部の皮膚トラブルが頻繁するようになりました。そのため、今までのサービスにプラスして1ケアサービスの利用開始となりました。
日中、夜間共に2回のオムツ交換を追加することで、皮膚を清潔に保ち皮膚トラブルの改善、及びさらなるトラブルの予防に努めています。皮膚トラブルが落ち着き、ご本人様、ご家族様にも安心したとお声いただくことができました。
これらはサービス利用例の一部になりますので、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください!
もともとプライベート訪問看護サービスを利用してくださっている、経管栄養を受けられている利用者様です。栄養剤の変更に伴い便の性状が緩くなり、臀部の皮膚トラブルが頻繁するようになりました。そのため、今までのサービスにプラスして1ケアサービスの利用開始となりました。
日中、夜間共に2回のオムツ交換を追加することで、皮膚を清潔に保ち皮膚トラブルの改善、及びさらなるトラブルの予防に努めています。皮膚トラブルが落ち着き、ご本人様、ご家族様にも安心したとお声いただくことができました。
2023.10.05
「本日のプライベート訪問看護サービス」
10月1日から始まりました、30分利用と1ケア利用の「プライベート訪問看護サービス」のご利用例をご紹介させていただきます。
「30分利用の例」
介護行っている方の職場の状況が変わり、仕事の休憩中に行っていた昼食の準備が難しくなってきたため、30分のプライベート訪問看護サービスの利用開始となりました。
食事の準備から食事介助、片付けなど、食事に関する一連の流れをお手伝いさせていただいております。
介護行っている方の職場の状況が変わり、仕事の休憩中に行っていた昼食の準備が難しくなってきたため、30分のプライベート訪問看護サービスの利用開始となりました。
食事の準備から食事介助、片付けなど、食事に関する一連の流れをお手伝いさせていただいております。
「1ケア利用の例」
脳梗塞後に気管切開や呼吸器を使用しており、よだれや喀痰が多く頻繁に吸引が必要な状態の利用者様です。特に夜間の吸引が必要で、これまではご家族が対応していましたが、仕事や体調面の問題から夜間のケアが難しくなってきたため1ケアサービスの利用開始となりました。
夜間に3回、吸引の訪問をさせていただくことで、ご本人様及びご家族様に安心してお休みいただける環境を提供させていただいております。
これらはサービス利用例の一部になりますので、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください!
脳梗塞後に気管切開や呼吸器を使用しており、よだれや喀痰が多く頻繁に吸引が必要な状態の利用者様です。特に夜間の吸引が必要で、これまではご家族が対応していましたが、仕事や体調面の問題から夜間のケアが難しくなってきたため1ケアサービスの利用開始となりました。
夜間に3回、吸引の訪問をさせていただくことで、ご本人様及びご家族様に安心してお休みいただける環境を提供させていただいております。
2023.10.04
「さわやかな秋がやってきました」
秋という季節は、昼間の過ごしやすい気温が心地いいですね。最近は過ごしやすい日々も増えてきました。しかし、この快適な季節にも注意が必要です。気温の低下と共に湿度も減少し、空気が乾燥していくからです。そしてこの乾燥は、私たちの体に直接影響を与えます。
空気中の乾燥は、私たちが呼吸する際に最初に関わる器官に影響を与えます。鼻、口、喉など空気と最初に接する場所が乾燥によってダメージを受けやすくなり、これに加えて冷たい風が吹くことで、風邪やアレルギー性の鼻炎、気管支炎、喘息などの病気にかかりやすくなるリスクも高まるのです。
秋の訪れと共に流行する病気も増えていき、インフルエンザの流行もこの時期から徐々に始まります。感染症への対策は基本中の基本ですが、しっかりとうがいや手洗いを実践し、風を防いで過ごすことが大切です。
この美しい秋を健康に過ごすため、日々注意をしてお過ごしください。
2023.10.03
「プライベート看護サービスの利用例」
弊社の「プライベート看護サービス」の30分利用と1ケア利用の利用例について、ご紹介させていただきます。
「30分利用の例」
T様はご自宅で家族の介護を受けていましたが、メインで介護していた娘様の仕事の都合上、昼食の介助が難しくなりました。この課題について悩んでいたT様は、弊社のホームページを見つけ相談をいただきました。
私たちはT様の状況に合わせて、30分のケアサポートを提案しました。このサービスには「昼食の介助」「食後の口腔ケア」そして「片付け」が含まれています。優先的に食事介助を提供し、食材が不足する場合には、弊社のミニマル青果から食材を提供することも行いました。
この新しいサービスのおかげで、T様は今まで通りの生活を送ることができるようになりました。私たちとしては、ご家族が用意していただいた食事を楽しむ際には、食事の飲み込み状況や体調にも注意し介助を行うことで、安心してサービスを提供できるよう心掛けました。
このように、私たちは「個々のニーズに合わせたサポート」を提供し、「ご利用者様の日常生活を支える」ことを第一に考えています。
T様はご自宅で家族の介護を受けていましたが、メインで介護していた娘様の仕事の都合上、昼食の介助が難しくなりました。この課題について悩んでいたT様は、弊社のホームページを見つけ相談をいただきました。
私たちはT様の状況に合わせて、30分のケアサポートを提案しました。このサービスには「昼食の介助」「食後の口腔ケア」そして「片付け」が含まれています。優先的に食事介助を提供し、食材が不足する場合には、弊社のミニマル青果から食材を提供することも行いました。
この新しいサービスのおかげで、T様は今まで通りの生活を送ることができるようになりました。私たちとしては、ご家族が用意していただいた食事を楽しむ際には、食事の飲み込み状況や体調にも注意し介助を行うことで、安心してサービスを提供できるよう心掛けました。
このように、私たちは「個々のニーズに合わせたサポート」を提供し、「ご利用者様の日常生活を支える」ことを第一に考えています。
「1ケア利用の例」
K様はオムツ交換が必要で、これまでは奥様が介助していました。しかし、奥様も高齢であり、体力的に大変でしたが何とか自宅で看ている状況でした。つい最近、介助中に奥様が腰を痛めてしまい日々の介護がつらくなり、またK様がオムツを使用しており排泄の度に奥様を呼ぶ必要があり、限界を感じていました。
K様と奥様は施設入所を考えましたが、金銭的な問題やK様の施設入所に対する不安があり、どうすべきか悩んでいました。その際、弊社のホームページを見つけられ、相談を受けました。
私たちは奥様が休息をとれることを優先し、夜間2回訪問しオムツの交換をサポートする提案をしましたが、このサービスの導入によりK様と奥様は夜間にゆっくり休む時間を得ることができました。施設入所を選択せずに自宅で安心して過ごすことができるようになり、両名の生活の質が向上しました。
このように、私たちはご利用者様とその家族のニーズに合わせたケアプランを提供し、安心と満足をお届けするために努力し続けています。
K様はオムツ交換が必要で、これまでは奥様が介助していました。しかし、奥様も高齢であり、体力的に大変でしたが何とか自宅で看ている状況でした。つい最近、介助中に奥様が腰を痛めてしまい日々の介護がつらくなり、またK様がオムツを使用しており排泄の度に奥様を呼ぶ必要があり、限界を感じていました。
K様と奥様は施設入所を考えましたが、金銭的な問題やK様の施設入所に対する不安があり、どうすべきか悩んでいました。その際、弊社のホームページを見つけられ、相談を受けました。
私たちは奥様が休息をとれることを優先し、夜間2回訪問しオムツの交換をサポートする提案をしましたが、このサービスの導入によりK様と奥様は夜間にゆっくり休む時間を得ることができました。施設入所を選択せずに自宅で安心して過ごすことができるようになり、両名の生活の質が向上しました。
このように、私たちはご利用者様とその家族のニーズに合わせたケアプランを提供し、安心と満足をお届けするために努力し続けています。
2023.10.02
「サービスの拡充について」
10月からのホームケアアライアンスの新たな展開について、皆様にご報告申し上げます。私たちの使命は、ご利用者様が快適で安心した療養生活を送れるよう、最高のサポートを提供することです。これまでの取り組みを更に充実させ多くの方々にご利用いただけるよう、新しいプライベート訪問看護サービスをスタートさせることにいたしました。
はじめに、プライベート看護サービスの内容拡充についてお知らせいたします。これまでのサービスは「1時間6,250円」の訪問看護でしたが、それでは短時間で終わる方や一つのケアのみを必要とする方には適していないことがありました。
そこで、10月1日から「30分3,200円」と「1ケア2,000円」の新しいプランを開始いたしました。これにより、時間やケアの内容に合わせて柔軟にサービスをご利用いただけます。療養が必要な方々の多様なニーズにお応えし、より多くの方々にご支持いただけることを願っております。
私たちは、熟練した看護師の集まりから成り立っており、高品質で安心感のあるケアを提供することに誇りを持っています。ご利用者様やそのご家族と共に個別のケアプランを立案し、健康状態や要望に合わせて最適なサポートを提供いたします。
また、私たちの目標は、療養生活が少しでも快適で質の高いものとなるようお手伝いすることです。医療のプロフェッショナルとして、ご利用者様が安心して日常生活を送れるよう24時間体制でお手伝いさせていただきます。
ホームケアアライアンスの新しいサービスのご利用を、心よりお待ちしております。何かご質問やご不明点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2023.09.29
「本日のプライベート訪問看護サービス」
今回から、サポートニュースでは「プライベート訪問看護サービスの実際のケース」をご紹介していきたいと思います。これまでは、X(旧Twitter)で共有していたものですが、より多くの人に役立てていただくためにこちらでも情報提供を行うことにしました。皆様の療養生活を少しでもサポートできれば幸いです。今回の事例はお盆シーズンに寄せられたご依頼です。8月17日のサポートニュースでも紹介させていただいておりますが、今回改めてご紹介をさせていただきます。
多系統萎縮症のご利用者様と、そのご家族様からのご依頼でした。お盆休みに遠方からお孫さんが訪れることがわかり、そこでお孫さんと一緒に花火を楽しむために、当日までにどうにか準備を整えるお手伝いが必要であるというご要望がありました。
まず、ご本人様とご家族様から希望や状況についてヒアリングを行いましたが、以下の2つの主要な課題が浮かび上がりました。
- ベッドから車椅子への乗り降りのサポートが必要。
- 使用中のオムツがいつ排便があるか分からないため、花火の際にトラブルがないよう排便調整が必要。
- ご本人様とご家族様の要望に合わせた対応と排泄介助。
- 往診医とも連携のもと内服薬(緩下剤など)の調整をし、花火の時間帯に排便が起こらないように配慮しました。
- 花火当日の準備として、ベッドから車椅子への移乗支援や衣類の調整。
- 花火終了後には、車椅子からベッドへの移乗支援や就寝時のサポート。
このサービスは、1時間につき6,250円で提供されています。皆様の将来のご依頼の際に、参考にしていただければ幸いです。
2023.09.27
「認知症の新薬」
皆さまこんにちは。9月ももう少しで終わりそうですね。日中はまだ暑いですが夜はだいぶ寒くなってきました。さて…弊社は在宅看護・介護に関する情報収集を常に行っており、その中で様々な記事も見つけることがあります。先日インターネットのニュースで、新しい薬が承認されたニュースを見ることができました!
厚生労働省が、製薬大手エーザイと米医薬品大手バイオジェンの共同開発であるアルツハイマー型認知症治療薬「レカネマブ」(商品名・レケンビ)を正式に承認し、年内にも実用化することを発表しました。
認知症は本人だけでなく介護者にも影響を及ぼす難しい問題であり、弊社のプライベート看護サービスを利用される方々の中にも認知症の方が多くいらっしゃいます。
認知症の症状は幅広く、物忘れから日常生活動作の困難さまでさまざまです。そのため、介護者は大変な負担を強いられ、身体的・精神的な健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。弊社のプライベート看護サービスを認知症介護でご利用いただく方も多く、その中には大変な経験をされた方もいらっしゃいます。
今回の新薬が介護者の負担を軽減し、認知症患者と介護者の生活の質を向上させる一助となることを期待したいですね。認知症の方々とその介護者への支援が進むことで、より良い在宅療養生活を送ることができることを望むばかりです。
2023.09.25
「介護のコマーシャル」
皆さまこんにちは。週明けから、だいぶ朝は涼しくなったようにも思います。夜干した洗濯物が朝までに乾かなくて困ってくるこの頃です。さて…弊社は在宅看護・介護に関する情報収集を常に行っており、その中で様々な記事も見つけることがあります。最近では在宅介護・看護関連のコマーシャルを見ることが多くなりました。介護ベッドのCMが放送されたときには驚きました!
その介護ベッドは機能的で素晴らく、ベッドでの寝ている状態からリモコン一つで立ち上がりまでを解除してくれる機能もあり、大変すばらしいと感じました。ただ…価格が80万〜100万円と高額で多くの人の手が届かないことが残念です。このベッドをレンタルすることも可能で、1割負担だと1,650円/月でレンタルできるようです。ただし、他の利用サービスと併用する場合、難しいこともあるかもしれません。
実際の介護現場で求められるベッドの機能は「ベッドの高さ調節」「上半身のリクライニング」「下半身のリクライニング」の3つであり、もしかしたらそれ以外の機能は必要ないかもしれません。介護保険でのレンタルでは自費負担が1,000円〜1,500円程度ということですので、必要ない機能に余計な費用がかかる可能性も考えられます。
介護の現場で最も重要なのは、適切な看護・介護を提供できる人材の確保です。私たちホームケアアライアンスでは、必要な方々に1時間6,250円で安心できる看護・介護サービスを提供しています。
介護に必要な機能を持ちながら経済的にも負担が少ないサービスを提供することで、より多くの方々が必要なケアを受けられることを目指しています。
2023.09.22
「不安」
猛暑も過ぎ徐々に気温も穏やかになってきていますが、皆さま体調はいかかでしょうか?我が家では子供が病気で、先月末から今月半ばにかけて入院していました。その時は心の中が不安で不安で不安で、毎日がとても長く感じられました。しかし、幸いなことに状態は急変することなく、1ヶ月の入院期間を経て無事に退院することができました。子供の回復に胸をなでおろしつつ、改めて医療従事者の大切さを感じた1ヶ月になりました。
この経験を通じて強く感じたことは、「もしも私が医療職でなければ、さらに不安が募っていたこと」です。自分でも忘れがちになりますが医療の世界は専門知識や経験が求められるため、一般の方が直面する医療事情やプロセスは非常に理解しづらいものです。
それが今回の状況で実感することができました。また、このような不安や理解の不足を少しでも軽減できるようなサービスを提供していきたいという思いが強まりました。
現時点では具体的なサービス内容やスケジュールは未定ですが、この経験を活かし、同じような状況に立たされた方々が安心して寄り添えるサービスを提供できればと考えています。日々の生活で緊張感や不安を抱えることなく、医療や健康に関する知識を広め、安心して選択できる未来が訪れることを願っています。
今後はこの目標も含めて、より皆様にプライベート訪問看護サービスを含めた幅広い在宅療養サービスを提供できるよう邁進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
2023.09.15
「高齢社会のニーズに対応していきます 2」
弊社はプライベート訪問看護サービスを提供しており、病院や保険内の訪問看護で内容が制限される場合でも、1時間の定額料金でご本人の納得がいくサービスを細やかに提供しています。しかし、このようなサービスを提供する事業所はまだ少なく、プライベート看護サービスに特化した企業は希少です。また弊社は在宅看護・介護に関する情報収集を常に行っており、その中で様々な記事も見つけることがあります。以下の記事も今後の高齢社会の行く末を見ているような気分にさせてくれます。 この記事はわずかばかり荒っぽい表現かもしれませんが、高齢者に関連する深刻な問題に光を当てています。まず、現在施設や在宅療養の現場では、高齢者である職員が高齢者の利用者様のオムツ交換や入浴介助を行っている現状が珍しくないということが挙げられています。これは病院ではなかなか見られない光景であり、在宅や現場介護の厳しい現場が浮き彫りにされています。
また、記事の事故では、高齢ドライバーによる送迎車事故の頻発や運転マナーの問題が指摘されています。これに関連して、施設でのドライバー職の厳しい状況や低い時給、過酷な仕事内容が明らかにされています。高齢者にとっては選択肢が限られているため、このような職に就く現状が浮かび上がっています。
さらに、高齢者の医療費の高額さが指摘され、日本の医療制度についての見直しが求められています。これに加え、健康な高齢者でさえも重労働が求められる状況が厳しく、日本の高齢者にとって生活が困難な現実が示されています。このような状況で、老人医療の見直しが提案されています。
高齢社会のニーズは高まっているにもかかわらず資源が不足しており、この状況では適切なサービス提供が難しい状況です。コロナパンデミックの影響や税金の増加など、現在の状況は改善の兆しを見せず、業界の状況はますます悪化しているようです。
これらの課題に対処し、在宅ケアの品質向上と業界の持続可能性を確保するために、弊社にも取り組むべき重要な課題があると考えています。そのため現状のサービスのみで満足せず、より多くの人にも提供できるようなサービスをこれからも生み出していけるよう努力を続けていきます。
また、情報収集と改善策の検討を続け、よりよい在宅看護・在宅介護を提供していきます。今後も弊社をよろしくお願いいたします。
2023.09.14
「高齢社会のニーズに対応していきます」
弊社はプライベート訪問看護サービスを提供しており、病院や保険内の訪問看護で内容が制限される場合でも、1時間の定額料金でご本人の納得がいくサービスを細やかに提供しています。しかし、このようなサービスを提供する事業所はまだ少なく、プライベート看護サービスに特化した企業は希少です。また弊社は在宅看護・介護に関する情報収集を常に行っており、最近興味深い記事を見つけました。 この記事は訪問介護事業所に関するものですが、在宅ケア業界においても驚くべき課題が存在していることを示唆しています。高齢社会が進行する現代において在宅ケアはますます必要とされていますが、一部の事業所では休廃止状況にあるという問題が浮き彫りになっています。この問題の背後には人員不足、業務の煩雑さ、低い給与などの要因があり、事業を運営する側と働く側の双方に深刻な影響を与えています。
高齢社会のニーズは高まっているにもかかわらず資源が不足しており、この状況では適切なサービス提供が難しい状況です。コロナパンデミックの影響や税金の増加など、現在の状況は改善の兆しを見せず、業界の状況はますます悪化しているようです。
これらの課題に対処し、在宅ケアの品質向上と業界の持続可能性を確保するために、弊社にも取り組むべき重要な課題があると考えています。そのため現状のサービスのみで満足せず、より多くの人にも提供できるようなサービスをこれからも生み出していけるよう努力を続けていきます。
また、情報収集と改善策の検討を続け、よりよい在宅看護・在宅介護を提供していきます。今後も弊社をよろしくお願いいたします。
2023.09.05
「看護サービス×宅配食サービス」
当社は高品質のプライベート看護サービスを提供しており、ご利用者様の健康と福祉を最優先に考えています。現在、私たちは1時間につき6,250円で、ご利用者様のニーズに合わせた看護ケアを提供しており、多くの方から信頼と評価をいただいております。近年、特に注目されているのは、食事介助に関する依頼が増加していることです。食事は日常生活において重要な要素であり、ご利用者様の健康に直接影響を及ぼします。そのため、我々は新しいアプローチを模索しており、食事と看護サービスを統合する提案を検討中です。
この提案では、ご利用者様に対してより包括的かつ効果的なサポートを提供する機会を提供します。例えば、食事の際に栄養アドバイスを行い、食事に関連する健康上の課題に対処できるかもしれません。また、食事の際に薬物の投与や健康モニタリングも行えるため、安心感と利便性が向上します。
新しいサービス提供の検討は進行中であり、スタッフのトレーニングや設備の整備など、慎重かつ計画的な段階を踏んでいます。私たちは常にご利用者様の健康と安全を第一に考え、皆様のニーズに最適なケアを提供するために努力し続けます。今後も進展に注目していただければ幸いです。
2023.09.05
「高齢化社会における医療・介護職の課題と展望」
弊社は高齢者向けのプライベート看護サービスを提供しており、高齢者の増加と関連する課題について積極的に調査・対策を行っています。日本は高齢化社会の兆しを強く示し、2023年時点で高齢化率は29.0%に達し、高齢者人口は3624万人に上りました。この高齢化社会において、現役世代は高齢者を支える重要な役割を果たすことが求められています。一方で、訪問看護師などの医療・介護職の人員不足が深刻な課題となっており、これを解決するためには以下の点が必要と考えられます。
・医療・介護職への支援と労働条件改善
訪問看護師などのプロフェッショナルに対する支援と、労働条件の改善が不可欠です。これにより、質の高いケアを提供できる人材を確保できます。
・若い世代の参加と教育
若い世代にも高齢者のサポートへの貢献を促し、医療・介護職への関心を高める必要があります。教育プログラムの充実とキャリアの魅力化が重要です。
・給与体系の見直し
政府や組織は、訪問看護師などのプロフェッショナルの価値を適切に評価し、給与体系を見直すことで、人材の確保と定着を支援すべきです。
現行の体制が変化するには時間がかかるかもしれませんが、弊社はできる限りの努力を続け、高齢化社会の課題に寄与していく決意です。高齢者の健康と福祉を確保するために、医療・介護分野における持続可能な解決策の模索が重要といえるでしょう。訪問看護師などのプロフェッショナルに対する支援と、労働条件の改善が不可欠です。これにより、質の高いケアを提供できる人材を確保できます。
・若い世代の参加と教育
若い世代にも高齢者のサポートへの貢献を促し、医療・介護職への関心を高める必要があります。教育プログラムの充実とキャリアの魅力化が重要です。
・給与体系の見直し
政府や組織は、訪問看護師などのプロフェッショナルの価値を適切に評価し、給与体系を見直すことで、人材の確保と定着を支援すべきです。
しかし、既存の体制が簡単に変わらないのも世の常です。上記のように挙げてみてもなかなか実践はできません。弊社としても「できること」を精一杯これからもやっていこうと思います。今後とも株式会社ホームケアアライアンスをよろしくお願いいたします。
2023.09.01
「今日から9月」
8月も終わり、何となく物悲しい雰囲気が漂います。学生時代にはここからが宿題の正念場だった記憶があります。気象庁によると今年の夏(6月〜8月)の平均気温は、1898年の統計開始以来2番目に暑い夏となったそうです。本当に暑い夏でしたが、暑さだけでなく夏ならではの楽しみもありました。
個人的には、自宅でプチ流しそうめんを楽しみました。竹の節が簡単に取れることを初めて知り、竹を使用して子供の椅子も活用しながら楽しい時間を過ごしました。家族にも好評でした。
弊社のプライベート訪問看護サービスは、暑い季節でも寒い季節でも変わらず提供しています。この夏も多くのお問い合わせとご利用がありました。自費の訪問看護では指示書が不要ですので、利用者の望む内容を実施できることがやはり大きなメリットとなります。
この夏の利用内容としては、病院後の買い物支援やお孫さんのための花火の準備、ご先祖のお墓参りなどの依頼を受けました。これらの依頼に対しては準備と知識・経験を活かし、ご本人とご家族が納得し安心できるよう対応しました。
また、弊社は現在「新しいプライベート看護サービス体制」を構築する取り組みを行っています。より多くの方々に質の高い訪問看護サービスを提供できるよう努めておりますので、今後とも株式会社ホームケアアライアンスをどうぞよろしくお願いいたします。
この夏の利用内容としては、病院後の買い物支援やお孫さんのための花火の準備、ご先祖のお墓参りなどの依頼を受けました。これらの依頼に対しては準備と知識・経験を活かし、ご本人とご家族が納得し安心できるよう対応しました。
また、弊社は現在「新しいプライベート看護サービス体制」を構築する取り組みを行っています。より多くの方々に質の高い訪問看護サービスを提供できるよう努めておりますので、今後とも株式会社ホームケアアライアンスをどうぞよろしくお願いいたします。
2023.08.28
「病院受診」
8月も終わりに近づいてきて、最近は猛暑ほどの暑さを感じる日が少なくなったように感じます。現在弊社では、近く新体制となるプライベート訪問看護サービスの提供に備えて、準備にてんてこ舞いの状態です。今回のサポートニュースでは、以前ご依頼いただいた病院受診のプライベート訪問看護サービスの内容をご紹介いたします。咽頭がん闘病中の方(K様)の病院受診と、その後の買い物に行きました。プライベート訪問看護サービスで病院受診した際の流れは以下の通りです。
「1.当日のスケジュール確認と必要なものの確認」
まず、事前にK様のご自宅に訪問し、当日のスケジュールを詳しく確認します。また、受診に必要なものや流れについてK様・家族様と共に確認します。
「2.交通手段の確認」
病院までの交通手段を確認し、スムーズな移動をサポートします。今回は必要だったため介護タクシーなどのサービスを利用しました。
「3.出発前の訪問と介護タクシー利用」
受診当日、出発時間に先立ってK様のご自宅を訪問します。体調確認後、事前に手配された介護タクシーを利用して病院へ移動します。
「4.病院受診中の付き添いと介助」
病院受診中は付き添いとしてK様に寄り添い、車いすやトイレの介助などをメインにサポートします。
「5.受診後の希望に応じた買い物支援」
受診後、利用者様の希望に従って買い物を行うお手伝いもできます。今回は事前に希望をうかがっていたため、K様の希望に沿った買い物を行いました。
「6.帰宅時のサポートと報告」
受診が終わった後、ご自宅へ帰宅する際にもサポートを提供します。K様は車いすからベッドへの移乗介助を行い、ご家族に当日の状況や報告を行います。
このように、訪問看護においては病院受診だけでなく、受診前後の様々な段階で患者様に寄り添いサポートを行います。患者様の健康と快適な日常生活のために、全力で支援させていただきます。
まず、事前にK様のご自宅に訪問し、当日のスケジュールを詳しく確認します。また、受診に必要なものや流れについてK様・家族様と共に確認します。
「2.交通手段の確認」
病院までの交通手段を確認し、スムーズな移動をサポートします。今回は必要だったため介護タクシーなどのサービスを利用しました。
「3.出発前の訪問と介護タクシー利用」
受診当日、出発時間に先立ってK様のご自宅を訪問します。体調確認後、事前に手配された介護タクシーを利用して病院へ移動します。
「4.病院受診中の付き添いと介助」
病院受診中は付き添いとしてK様に寄り添い、車いすやトイレの介助などをメインにサポートします。
「5.受診後の希望に応じた買い物支援」
受診後、利用者様の希望に従って買い物を行うお手伝いもできます。今回は事前に希望をうかがっていたため、K様の希望に沿った買い物を行いました。
「6.帰宅時のサポートと報告」
受診が終わった後、ご自宅へ帰宅する際にもサポートを提供します。K様は車いすからベッドへの移乗介助を行い、ご家族に当日の状況や報告を行います。
2023.08.25
「ピンピンコロリ」
「ピンピンコロリ」という言葉を耳にすると、多くの人は美しい最期を想像するでしょう。しかし、その表現が描く理想の最期と、現実の間には大きな隔たりが存在します。私たちはマンガやドラマで、キレイな顔をして穏やかに最期を迎える場面をよく目にします。しかし、実際の現実ではこのようなシーンは稀であり、人々が想像するほど簡単に訪れるものではありません。私は看護師時代の経験や現在の自費訪問看護等の現場で、しばしば「好きなことを我慢して長生きしてもね〜」といった言葉を聞くことがあります。しかし、この言葉の背後には理想と現実のギャップが隠されています。長生きを望む人々が、その先に待ち受ける現実を十分に理解しているとは限らないからです。
長い人生の中で、入院生活や要介護、孤独な日常など、困難な状況に直面することは避けられません。現実の最期には、ドラマチックな美しさとは異なる側面が存在することを認識することが必要です。
最近、久しぶりにこのテーマについて話をする機会がありました。私の経験から、人々は美しい最期を追求する一方で、その過程や実態についてもっと深く理解する必要があると感じました。
「ピンピンコロリ」のような理想的な最期も素敵ですが、同時に現実を直視し、人生の全ての側面に向き合うことが大切です。美しい最期を迎えるためにも、健康だけでなく幸せな日々を過ごすことが重要なのかもしれません。
2023.08.17
「平日へ」
お盆も終わり、いつもの日常生活に戻られている方も多いと思います。ちなみに、弊社のプライベート看護サービスはお盆も休まずにご提供させていただいております。プライベート看護サービスは自費の訪問看護サービスです。医師の訪問看護指示書を必要とせず、弊社とご依頼者との間で内容について契約させていただいてケアを提供させていただくものになります。そのため、通常の訪問看護では見られない内容も時にあります。今回のお盆ではいくつかのご依頼がありましたが、その中の一つをご紹介させていただきます。
E様は多系統萎縮症の患者様です。お盆休みのためお孫さんがいらっしゃるとのことで、一緒に花火をしたいとご利用者様・ご家族様からのご相談を受けました。
「ベッドから車椅子への乗り降りの介助」と「排便がいつ出るかわからないため、花火の最中に出ないように排便コントロールの実施」の2点が心配とのことで、本人様とご家族様よりご依頼をいただきました。
弊社が実施させていただいた内容としては、主に…
・本人様からのご希望の対応
・排泄介助
・排便コントロールの実施
・ベッドから車椅子へ、終了後車椅子からベッドへ移乗介助
・車椅子の対応
というものですが、お孫さんやご依頼者様、そしてご家族の皆さまに喜んでいただけることができ、私たちとっても大変うれしい出来事でした。・排泄介助
・排便コントロールの実施
・ベッドから車椅子へ、終了後車椅子からベッドへ移乗介助
・車椅子の対応
通常の訪問看護では実現しづらい内容かもしれませんが、そのような特別なケアを提供するために自費訪問看護という形をとっています。それでも、日々大変な思いをされているご依頼者やご家族の皆さまに、素晴らしい時間を提供できることができて何よりの喜びとなりました。
お盆が終わりまだまだ厳しい暑さが続きますが、私たちは在宅看護・介護に全力を尽くし、助けが必要なご利用者さまとご家族の支えになれるよう精一杯努めてまいります。日々の弊社のプライベート看護サービスが皆さまの心に少しでも安らぎと笑顔をもたらすことができれば、それが私たちにとっての最大の幸せです。
これからも皆さまの健康と幸福のために貢献し続けることができるよう、一層努力してまいります。どんな時でも、必要な支援があればいつでもお声をおかけください。暑い夏でも、心温まるケアを提供し続けることをお約束申し上げます。
2023.08.10
「お盆」
皆様、こんにちは。世間ではお盆に入り、旅行に出かけたり実家に帰省したりと、思い思いに過ごされていることと思います。弊社は特にお盆休みはなく、いつも通り営業いたしております。ちなみに…先日「自費訪問看護で混んでくるお盆前にお墓参りに行きたい」というご依頼をいただきました。お墓参りは言わずもがな外で行われます。今のシーズンはとにかく暑いので熱中症対策を中心に依頼者様の状況にあった提案をさせていただき、無事に終えることができました。
お墓参りは故人や先祖への敬意を示す伝統的な行事であり、供物を捧げ、清掃と手入れを行い、家族の絆を深める感謝と思い出を大切にする文化です。そのような場に弊社の看護師を同行として選んでいただき、光栄であると同時に身の引き締まる思いを感じました。
弊社のプライベート看護サービスは専門の看護師がご自宅を訪れ、体調のチェックやそのほか必要な処置を行います。これにより、高齢の家族や体力の低下している方でも安全かつ快適な形で療養生活を送る手助けができ、今回の様なお墓参りといった外出も可能です。
ご家族様には安心して思い出深い時間を過ごすことができ、心身のケアを通じて家族の絆を深める時間になると考えています。今後も弊社のプライベート看護サービスをよろしくお願いいたします。
2023.08.08
「訪問看護コンサルタント」
暑い日が続きますね。ただ、晴れの日は気持ちのいい青空が広がり、すがすがしい気分になります。弊社では「訪問看護コンサルタント」も行っています。かっこいい言い方をしていますが、よりよい訪問看護をご利用者様に提供するためのお手伝いです。
自費訪問看護と並行して弊社スタッフがご依頼者様のところに伺い、「どうしたらもっと良くなるか?」「この問題を解決するにはどうしたらよいか?」などの問題に対し、ご依頼者様と共に日々戦っています。
訪問看護は、在宅での治療やケアが必要な方々にとって心強い味方となるサービスです。しかし、その効果的な実施には専門知識と経験が必要です。弊社では患者さまとそのご家族のニーズを深く理解し、個々の状況に合わせた最適なケアプランを提供することを心がけております。
また、連携が重要な要素となる訪問看護において、医療機関や関連する専門家とのコミュニケーションを円滑に行うことも得意としております。チームとしての連携を強化し、最良のケアを提供するために努力いたします。
ご家庭でのケアが必要な方、またそのご家族の皆さまに、信頼性と安心感をもってサポートを提供できる存在でありたいと考えております。訪問看護に関するあらゆるご質問や悩み事に対して、専門的なアドバイスを差し上げることを楽しみにしております。どうぞお気軽にお問い合わせください。弊社でお手伝いさせていただけることを心より楽しみにしております。
2023.08.04
「名刺新調しました!」
大きなデザインの変更はありませんが、裏面に「プライベート看護サービス」と「ミニマル青果」についての内容を追加しています。最近、「どんな会社なんですか?」と聞かれることが多く、まだまだ私自身弊社を知っていただく努力が足りないと感じる場面もあります。これを機にもっと弊社のことを知っていただけたらと思い変更してみました。
訪問看護や訪問介護、在宅での老々介護、ヤングケアラーなど今の日本には介護に関してサービスがあるものの、それを享受できない、又は漏れてしまっている方々がいることも確かです。それらの方々の助けとなれるよう、ご利用者様のニーズに合ったサービスを今後も提供していけるよう邁進してまいります。
2023.08.02
「プライベート看護サービス」
弊社では、
・プライベート看護サービス(自費訪問看護サービス)
・オンライン介護相談
・ミニマル青果による食材や総菜の宅配サービス
・訪問看護コンサルタント
という4つのサービスを提供しています。・オンライン介護相談
・ミニマル青果による食材や総菜の宅配サービス
・訪問看護コンサルタント
また、プライベート看護サービスにつきましては、実際にあった例を1日〜2日に1回Twitter(X)にて公開しています。
プライベート看護サービスを検討される際の参考にしていただければ幸いです。今後とも弊社をよろしくお願いいたします。
2023.07.31
「7月終わり」
暑い日が続きますが、皆様体調はいかがでしょうか?夏の暑さがピークに達し、今日で7月も終わりを迎え、明日から8月の始まりがやってきました。プライベート看護サービス在宅介護の仕事は、この暑い季節にも変わりなく続いています。日々の暑さは、私たちにとっても利用者の方々にとっても厳しい挑戦ですが、体調管理を徹底してサービス対応させていただきます。
在宅介護は、決して簡単なことではありません。ご利用されている皆様には、私たちの存在が利用者様の方々にとって助けになっていけるよう今後も励んでいきたいと考えています。
また、暑い日には熱中症に気を付ける必要があります。ご利用者の方々の体調を見守りながら、こまめに水分補給を促したり、外出の場合は涼しい場所へ誘導したりすることも大切です。
夏の季節は、特別なイベントや外出の機会も増えるかもしれません。私も先日、円頓寺商店街のお祭りに行ってまいりました。
プライベート看護のご依頼でお祭りに行くとは思ってもみませんでしたが、ご利用者様と家族の方々が楽しい思い出を作ることができるよう細心の注意を払いながらサポートしていきました。
たくさんの笑顔が見られ、私まで楽しくなってしまうような時間となりましたが、ご依頼者様・ご家族様ともに日々在宅介護で疲れた心身をリフレッシュできる素晴らしい体験となっていてくれていれば嬉しいです。
コロナ過が落ち着き、夏の暑さと共に大変さを増していく介護…ご利用者の方々に心地よさや安心感をもたらすことのできるよう、暑さに負けず、そして夏の日々を大切にしながら共に過ごしてまいりましょう。
2023.07.20
「あつい!」
皆さま、暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?弊社はスタッフ、社長とも元気に営業中です。夏になっても変わらず営業しています。ただ…本当に暑いので、以前のサポートニュースでもお伝えしたように熱中症予防策は必須です。もちろん、このような猛暑の中でも、ご依頼があれば弊社のプライベート看護サービスは提供させていただきます。先日は高齢の祖母様の付き添いも兼ねたプライベート看護サービスのため、南知多ビーチランドまで行ってまいりました。
私自身も久しぶりに行きましたが、よく晴れた空にイルカやアシカやペンギンが映えるとても良い日になりました。ちなみに…このような状況では、より高齢の祖母様の体調管理に注意しながら、それでいてご要望に沿えるように対応させていただきました。
今回のような少し遠方に行かれる場合でも、料金としては1時間6,250円で変わらず提供させていただいております。
どのような天候でも必要な方に必要なサービスを提供できるよう万全の準備態勢で臨ませていただきますので、今後とも弊社のプライベート看護サービスをよろしくお願いいたします。
2023.07.14
「レスパイトケア3選」
このホームページをいつもご覧になっている方々…日々介護にお仕事にお疲れ様です。突然ですが、最近気になったことを少しお話させていただきます。先日、久しぶりにご利用いただいた方が、かなり疲れているご様子でした。その方は仕事をしながら同居のお父様を在宅介護なさっている方で、お母様もいらっしゃるのですが高齢のためなかなか介護に参加させられないという方でした。私もかなり心配になりましたが、本人様は「いいよ、大丈夫」と気丈にふるまわれているようでした。今回はそのような方に少しでも参考になればと内容を考えました。
現在の日本は高齢者人口の増加に伴い、家族の介護をする人々も増加しています。特に30〜50代の年齢層では結婚や出産、仕事のキャリアアップなど、人生の重要な出来事を迎える中で介護の責任を負うケースが増えています。かつては「親の介護は専業主婦の長男の嫁」というのが一般的でしたが、現在ではその介護者のプロフィールは多様化しています。
今回のサポートニュースでは、「レスパイト」という言葉に焦点を当ててみましょう。初めて聞く人もいるかもしれませんが、「レスパイト」とは「小休止」「ひと休み」「息抜き」といった意味です。医療における「レスパイト」は介護者と介護を必要とする方の両方が休息を取ることを意味します。一般的にはレスパイト入院やショートステイなど、一定期間を外部の場所で過ごす形態が一般的です。
まず、レスパイトケアとは「介護者が一時的に介護から解放されるために、代理の機関や公的サービスが一時的に介護を担い、家族と介護を必要とする本人がリフレッシュできる期間を作る支援」のことを指します。弊社が普段提供させていただいている自費訪問看護とレスパイトには、何か関係があるのかと思われるかもしれません。
しかし、介護をする人・される人双方には普段からストレスがかかることは明白であり、ここではそのストレスを少しでも軽減できるかもしれないサービスを3つご紹介いたします。レスパイトの種類には以下のようなものがあります。
「レスパイト入院」
医療保険を利用した入院形式のレスパイトです。主に神経難病や終末期の方、気管切開や経管栄養が必要な方など、介護保険のデイサービスでは対応が難しい場合に利用されます。期間は病院のルールによりますが、通常は5〜7日間が多いようです。
「ショートステイ」
介護保険を利用しショートステイ対応の施設に短期入所する形態です。1泊から最大30日間利用できます。健康管理や入浴、食事提供など、ショートステイでのサービスが受けられ、期間が最長30日となるため介護からの解放感が得られる利点があります。
「デイサービス・デイケア」
1日ごとのサービスで、介護保険を利用します。毎日通う方や決まった曜日に通う方などさまざまな形態があります。朝に自宅にお迎えが来て、入浴や昼食、レクリエーション、リハビリなどのサービスを受けた後、夕方に自宅に戻されます。デイサービスは日常生活の介護を中心に支援し、デイケアでは医療的ケアを受けることもできます。
さて…3つのサービスを紹介しましたが、社会保険で提供されるサービスだけでは十分ではない場合もあります。デイサービスの休日や急な予定変更で、ショートステイが利用できないケースもあります。また、施設利用が嫌だと感じる人もいます。そんな場合には訪問サービスが利用されますが、休日や長時間のサービスは難しいこともあります。医療保険を利用した入院形式のレスパイトです。主に神経難病や終末期の方、気管切開や経管栄養が必要な方など、介護保険のデイサービスでは対応が難しい場合に利用されます。期間は病院のルールによりますが、通常は5〜7日間が多いようです。
「ショートステイ」
介護保険を利用しショートステイ対応の施設に短期入所する形態です。1泊から最大30日間利用できます。健康管理や入浴、食事提供など、ショートステイでのサービスが受けられ、期間が最長30日となるため介護からの解放感が得られる利点があります。
「デイサービス・デイケア」
1日ごとのサービスで、介護保険を利用します。毎日通う方や決まった曜日に通う方などさまざまな形態があります。朝に自宅にお迎えが来て、入浴や昼食、レクリエーション、リハビリなどのサービスを受けた後、夕方に自宅に戻されます。デイサービスは日常生活の介護を中心に支援し、デイケアでは医療的ケアを受けることもできます。
そこで弊社のような自費の訪問看護サービスなら、保険の制約がないため柔軟に対応できます。特に医療処置が必要な方や状態の変化に対応する必要がある方にとって、看護師による訪問サービスは安心できると考えています。
在宅療養を送るためには、介護者のケアを怠らず、時々息抜きの機会を作ることが重要です。介護を受ける方が安らかに在宅で療養できるのは、介護をしてくれる家族の存在があってこそです。
介護者が限界に達する前に、たまには自分自身を労わり、豊かな生活を送ることが介護を受ける方にとっても喜びとなると私たちは考えています。
2023.07.11
「80歳台」
先日、空き時間に映画を見に行ってきました。昔から大好きな「インディージョーンズ」です。ご存じの方も多いかと思いますがシリーズとしては5作目にあたり、やはり主演はハリソンフォードが務めます。有名な劇中音楽もある本シリーズですが、初公開は1981年と40年以上前です。私の生まれる前からやっている映画ですので、当然主演のハリソンフォードもそれなりの年齢になります。なんと、今年で80歳!驚きでしかありません。日本では確実に後期高齢者です。
日本でもアメリカでも、彼のように高齢になっても元気な方はそれなりにいらっしゃいます。しかし、一方でそうでない方がいるのも事実です。厚生労働省によれば40〜64歳では0.4%、65〜69歳では2.8%。加齢とともに急速に高まり80〜84歳では25.8%、85歳以上では59.8%となっています。
この数字は…「要介護認定を受けた方」の人数です。つまり、日常生活で何かしらの支援を必要とする方の割合ということになります。中には、年老いた夫婦で介護をしている「老々介護」という状況の方々がいるというのも、だんだん周知されてきている状況です。
そのような状況下で先日も神奈川県で40年間介護し続けてきた妻を、介護疲れによって殺害してしまうという痛ましい事件が起きてしまいました。
このようなことは、今後増えていくものと思われます。原因として、高齢になった家族を看るための施設に入ることができないことや社会保障費の減少、家にいたいという要介護者の要望や、上記の神奈川の件のように「自分が看なくては」という考えのもと疲れ果ててしまうケースも考えられます。
老々介護の解決には「社会的なサポート強化」「予防と健康管理」「技術活用」「高齢者の自立支援」が重要などと言いますが、どれも一筋縄でいくものではなく今後も私たちの頭を悩ます難しい問題として立ちはだかるのがなんとも腹立たしく、映画のインディのようにいつまでも元気で動けることを願うばかりです。
2023.07.06
「夏の介護で注意すること3選」
本当に毎日毎日暑くて大変です。皆さまも暑さにやられてはいないでしょうか?私は6月に少し早めの脱水症状を経験してから、仕事でもプライベートでも以下の3つの内容に注意しながら生活しています。夏の暑い時期を過ごすには、特に以下の3つのポイントに注意が必要です。
「その1 熱中症対策を徹底しましょう」
日本の夏は高温多湿な環境です。「介護をする人」と「介護を必要とする人」の双方が熱中症になりやすい状況です。室温の管理や適切な衣服選び、こまめな水分摂取など、熱中症予防策をきちんと実施しましょう
「その2 在宅介護をの場合、内容の見直しを行いましょう」
これから3ヶ月は夏の暑い季節です。介護プランや食事内容、入浴の仕方、排泄などのケア内容を見直しましょう。体力や食欲の変化、排泄状況に合わせて適切なケアを提供することが大切です。
「その3 室内環境を快適に保ちましょう」
クーラーは敵ではありません。クーラーの適切な使用や室内の換気、清潔さの維持など、室内環境を快適に整えることが重要です。
時々エアコンが苦手でほとんど使わないという高齢の方を見かけます。確かに体全体を冷やすことができるため、冷えが苦手な方はそう感じるでしょう。しかし、最近の暑さは命にかかわるほど危険です。十分に注意していただき、予防していきましょう。また、日光を適切に遮る工夫や照明の調整も考慮しましょう。
これらのポイントを意識しながら、介護をしている方も介護を必要とされている方も、そして普段健康な方も無事にこの夏を乗り切っていきましょう。
日本の夏は高温多湿な環境です。「介護をする人」と「介護を必要とする人」の双方が熱中症になりやすい状況です。室温の管理や適切な衣服選び、こまめな水分摂取など、熱中症予防策をきちんと実施しましょう
「その2 在宅介護をの場合、内容の見直しを行いましょう」
これから3ヶ月は夏の暑い季節です。介護プランや食事内容、入浴の仕方、排泄などのケア内容を見直しましょう。体力や食欲の変化、排泄状況に合わせて適切なケアを提供することが大切です。
「その3 室内環境を快適に保ちましょう」
クーラーは敵ではありません。クーラーの適切な使用や室内の換気、清潔さの維持など、室内環境を快適に整えることが重要です。
時々エアコンが苦手でほとんど使わないという高齢の方を見かけます。確かに体全体を冷やすことができるため、冷えが苦手な方はそう感じるでしょう。しかし、最近の暑さは命にかかわるほど危険です。十分に注意していただき、予防していきましょう。また、日光を適切に遮る工夫や照明の調整も考慮しましょう。
2023.07.04
「えがおで息抜き」
6月も終わり、ついに7月に入りました。…暑い!暑いです。こんな日にはビールでも飲みたくなりますね。先日、ある飲み屋さんに行ってきました。名古屋の栄の真ん中にあり、まさに飲み屋街といった感じで少し緊張しながら入りました。エレベーターを降りた先にあるドアを開けると…そこには懐かしい笑顔の店主が立っていました。
実は先日、昔の友人伝えに中学時代の先輩が栄に店を出したと聞き、興味があって行ってきました。その先輩は笑顔が多いやさしい先輩だったため、人気のある方だったと記憶しています。そんな先輩だったのでいろんな人に囲まれており、私もその一人でした。
店主はゲーム好きのジャイアンみたいで、笑顔が素敵な人柄でお客さんたちをお出迎えします。彼の魅力に引かれた常連さんたちは、心地よい空間と美味しいお酒を求めて頻繁に訪れています。ここには、楽しい会話と笑顔が絶えないアットホームな雰囲気が広がっており、ゲーム好きな人々にとってはまさにオアシスです。
週末ごとに変わるメニューも楽しみの一つです。「eGAo(えがお)」は地元の人々にとって特別な場所であり、幅広い世代から愛されています。ぜひ一度、「eGAo(えがお)」のドアを開けて、ジャイアンのような店主の笑顔に出会ってみてください。
ちなみに…弊社ミニマル青果サービスのショップカードもお店に置いてもらっています。自慢ですが、自作したにしてはなかなかの出来です!
ご興味のある方は当ホームページからのメールや電話、ショートメッセージなどでお気軽にご連絡ください!
2023.06.22
「人類の敵」
私の実家は愛知県の山奥にありまして、夏になると昼はセミがけたたましく鳴き、夜はガマガエルの声がけたたましいというような場所でした。そのような状況でしたので、「蚊」も大量にいる状況でした。主観ですが、親指の爪ほどのサイズの蚊もいたように感じます。蚊はデング熱やマラリアなどの重篤な感染症を媒介する、日本でもおなじみの虫です。中でもデング熱は、近年の地球温暖化や急速な都市化等によって蚊の生育環境が拡大していることから世界中で感染者が増えており、多くの深刻な被害をもたらしています。
蚊の媒介する感染症を防ぐには、治療薬の開発・ワクチン・虫よけ剤による予防が有効な手段となります。また、蚊自体を駆除することも有効な手段ではありますが、多くの地域で使用されているピレスロイド類を含んだ殺虫剤は、抵抗性を持つ蚊が東南アジアなどで近年確認されています。
先日、テレビのニュースで驚きの内容がありました。「殺虫成分を使わずに蚊を駆除する殺虫剤」というもので、洗剤などで使われる界面活性剤の技術を応用したもののようです。蚊に対してスプレーすると成分の関係で蚊が羽ばたくことができなくなり、蚊の動きを止めることができるというものでした。
蚊は多くの人にとって厄介な害虫です。また、感染症を媒介することは、健康上のリスクにもなりうる存在になります。このような技術革新はとても喜ばしく、商品化を待ち遠しく思います。
2023.06.20
「野外イベントと熱中症」
まだ梅雨の時期は終わっていませんが、暑くなるにつれて野外でのイベントが増えてきました。コロナ過で鬱屈した数年間を晴らすかのように、たくさんの人がイベントへ出かけているように思います。かくいう私も、先日ポートメッセ名古屋で開催された「クリエイターズマーケット」へ出かけてきました。
野外イベントは文字通り屋外で開催されますので、野外の気候がそのまま体に影響を与えます。私が参加した6月17日は天気も良く、気温も31℃と比較的高かったです。そのため、熱中症になった方もいたのではないのでしょうか?こういったイベント事では楽しさのあまり自身の体調には無関心になりやすく、水分や塩分摂取を怠り、休憩も忘れがちになりますので注意が必要ですね。
熱中症は、高温・多湿の環境下過ごすことで体温調節機能が乱れ、体内の水分や塩分が失われることで起こります。これにより、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感などの初期症状が現れます。症状が進行すると、体温上昇や意識障害、けいれん、血圧低下など、命にかかわる状態になる可能性もあります。
熱中症を予防するためには、こまめな水分補給と休憩が必要です。涼しい場所での休憩や日陰の利用、薄着での参加、帽子や日焼け止めの使用も効果的です。また、周囲の人々がお互いに注意し合い、症状が現れた場合には早めの対応が重要です。熱中症に対する正しい知識と予防策の徹底が、安全で楽しい野外イベントを過ごすための重要事項となります。
しかし…このようにこちらで講釈を垂れていても、実際に参加しイベントを楽しんでいると周りが見えなくなるものです。情けない話ですが参加した私自身も熱中症になりかけ、知識としてあるだけでなくきちんと意識して生かす必要があると実感いたしました。皆さまも野外でのイベントには十分お気を付けくださいね。
熱中症は、高温・多湿の環境下過ごすことで体温調節機能が乱れ、体内の水分や塩分が失われることで起こります。これにより、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感などの初期症状が現れます。症状が進行すると、体温上昇や意識障害、けいれん、血圧低下など、命にかかわる状態になる可能性もあります。
熱中症を予防するためには、こまめな水分補給と休憩が必要です。涼しい場所での休憩や日陰の利用、薄着での参加、帽子や日焼け止めの使用も効果的です。また、周囲の人々がお互いに注意し合い、症状が現れた場合には早めの対応が重要です。熱中症に対する正しい知識と予防策の徹底が、安全で楽しい野外イベントを過ごすための重要事項となります。
しかし…このようにこちらで講釈を垂れていても、実際に参加しイベントを楽しんでいると周りが見えなくなるものです。情けない話ですが参加した私自身も熱中症になりかけ、知識としてあるだけでなくきちんと意識して生かす必要があると実感いたしました。皆さまも野外でのイベントには十分お気を付けくださいね。
2023.06.08
「息抜き」
「現在人は働きすぎである」というのは、よく聞く話です。皆さん生活のために必死に働いています。コロナ過によってオンライン上でのやり取りが増えたといっても、あまり変わりはありません。そのような状況の中で「息抜き」というのはとても大切になります。ただ…息抜きといっても多種多様、千差万別。一人がいい人もいれば、大勢で楽しむのが好きな人もいるでしょう。そこで今回は、一人でも大勢でも楽しめる息抜きをご紹介いたします。
まだ世間は梅雨真っ盛りですが、今後梅雨明けに伴って気温が上がり、夏本番がやってくるでしょう。冷たいビールがおいしい季節になってきます。そう…楽しいBBQ(バーベキュー)の季節がやってきます!自宅のお庭やバルコニー、公園など、BBQはお好きな場所で、一人でも大勢でも楽しんでいただくことができます。
弊社では4月から「ミニマル青果サービス」を開始していますが、このミニマル青果サービスをご利用いただきますと、新鮮で高品質なお肉やお魚、お野菜などを厳選してお届けすることが可能です。市場直送の食材は鮮度が抜群です!それらの食材をあなたの好みに合わせて、豊富な品揃えから選ぶことができます。
食材の配達サービスになりますので、面倒な買い物や準備も必要ありません。届いた食材を取り出し、あとはグリルに並べて調理を開始するだけです。おいしい香りが漂い、調理の楽しみと美味しさが広がると思います。
BBQの醍醐味のひとつに、家族や友人との交流があります。笑い声や会話が広がる中で一緒に食事を作り、食べる喜びを共有することができます。また、自宅でBBQを楽しむことで、特別な時間を創り出すこともできます。
BBQで忙しい日常を忘れ、美味しい料理と楽しい時間を共有しましょう!
2023.06.02
「6月」
早いものですでに1年の半分ほどが過ぎてしまいました。弊社のある愛知県名古屋市は5月29日には梅雨入りし、ここ数日は雨が続きそうな天気です。子供の頃は梅雨というと、しとしと雨が降ってカエルやカタツムリ・アジサイなどが見られて、THE梅雨というような日々だったと記憶しています。しかし、最近の梅雨では降る雨も徐々に増えてきているようにも感じます。実際、気象庁のデータではここ5年の東海地方の降水量は平年の100%越えで、2020年に至っては193%となっています。
在宅介護では、外の天気はさほど関係ないと思われるかもしれません。しかし、この梅雨時期の湿気は要介護者にとっても厄介です。降水量の増加によって湿気が増すこと、さらにこの時期徐々に気温が上がってくることによって以下のことが考えられます。
- 高湿度の環境によって、カビやダニの繁殖が促進されます。
これにより、アレルギー症状や呼吸器系の問題が悪化することがあります。特にアレルギーや喘息などの呼吸器疾患を抱えていたり、要介護者が気管切開や人工呼吸器を使用している場合、湿気は悪影響を及ぼす可能性があります。実際私は施設に努めている時に、湿気によって気切カニューレの入居者様の喀痰が増加し、窒息しかけている場面に何度か遭遇しました。 - 高温多湿の環境では体温調節が困難になることがあります。
要介護者は体温調節機能が落ちていることが多く、適切な環境下での体温管理が重要です。早い話、熱中症になりやすいです。 - 高温多湿の環境下では一般的に不快感を引き起こし、ストレスやイライラ感を増加させます。
この場合、ストレスにさらされるのは要介護者より介護者側かもしれません。こまめな水分補給、汗をかきすぎるほど暑い環境にいた場合は、適度なタイミングでクーリングすることをお勧めします。私は天パですので湿気で汗をかきやすく、髪の毛がくるくるになるこの時期が嫌いです。
2023.05.19
「親の介護をするということ」
先日、前の職場で一緒だった方とお会いする機会がありました。お母様が徐々に認知症が進んできていて、家の中でもたびたび転倒されるためなかなか目が離せない…とのことでした。厚生労働省によると、認知症に罹患されている方は2019年の時点で460万人。そして、60歳以上の高齢者における認知症の有病率は約15%程度です。そのような中で介護保険が2000年から始まり、自治体が地域包括ケアシステムの推進に重要な役割を担うことを意図されて施行されています。地域包括ケアシステムは、要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けられるように地域で助け合うシステムのことです。
地域で要介護者を見守り支えていくというこのシステムですが、裏を返せば行政の負担を減らし、要介護者の家族をメインに介護を展開していくというものになります。現在、日本では2019年度の要介護(支援)認定者数が667万人いるのに対し、介護職員数は210万6000人。そして、その多くが病院・介護施設などで働いています。
現時点で職業として働かれている介護士さんが不足しています。これに今後の高齢化や在宅で療養されている認知症要介護者の増加、その他疾患で要介護状態になられる方の事を考えると、現状の介護士だけでは全く人手が足りず、家族が介護する必要が出てくると考えられます。
上記の話は介護施設の話になりますが、在宅(自宅)介護はひとえに介護といってもその大変さはすさまじいです。「朝起きる」「着替える」「歯を磨く」「ご飯を食べる」等々、日常生活のすべてにかかわってきます。気を配らないといけないことも多いですし、すべきことも多いです。自分の時間もほとんどとれません。さらに無給です。
これが在宅介護です。今60歳代〜70歳代の方々では、10年後に介護を必要とする方が確実に増加するでしょう。それをその層より少ない現役層でカバーするのが、今後の日本の介護現場になります。このような介護の負担は家族の健康を損なったり、それによって家族が外での仕事ができなるケースやメンタルヘルスのカバーが必要になるケースなども実際に存在します。
このように介護の負担は決して甘く見れるものではなく、今後の現役層にとってかなり重要な考え事になってくると私は考えています。
弊社にご相談いただく方の中でも、やはり現役層の方は多いです。それらの方々も含め、社会全体の負担軽減の一助となれば幸いですね。今後とも弊社をよろしくお願いいたします。
2023.05.11
「5類移行」
2019年12月初旬ごろから始まったコロナパンデミックも、やっと収束してきました。3年以上にわたってコロナに振り回され、感染された方や医療従事者の方々に於かれましては言葉では表現できないほど大変な日々を過ごされてきたことでしょう。弊社としましても、コロナに感染された方への対応や相談などでてんてこ舞いでした。比較的軽症の方がメインではありましたが、重症の方は呼吸器を使用されていたり呼吸のしづらさが強かったりと、コロナ感染の悲惨さを体験する形となりました。その中でも、医療に従事する会社として何とか役割を果たせたかなと感じております。
また、今後は5類感染症としてコロナウィルスを扱うとのことですが、調べてみると5類感染症とは以下のような感染症が含まれるようです。
- インフルエンザ
- ウィルス性肝炎
- 後天性免疫不全症候群(エイズ)
- 梅毒
- 麻疹
- 侵襲性髄膜炎菌感染症
私たちも基本の手洗いやうがい、対応時のマスクなどこれまで通りの感染対策を取ってまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
2023.05.08
「5月」
気が付けば5月も始まり、ゴールデンウィークも終わってしまいました。年々あっという間に時間が過ぎて行って、気が付けばあとひと月で1年も折り返しです。「光陰矢の如し」とは昔の方もうまいこと言うと思いましたが、今ですと矢ではなく銃弾やレーザーでしょうか?さて…表題の5月ですが、弊社のある名古屋に限って言えば、晴れやら雨やら天気は変わりながら過ぎていくようです。しかし、気温はどんどん上がってきて、月の後半には28℃になる日もあるようです。ちなみに28℃という気温は1980年代の8月の平均気温とほぼ同じ…暑いですね。
暑くなってくると職業柄、脱水や熱中症に気がいきます。汗をかく分水分補給や暑すぎる環境を避けるなど気を付けなければなりません。また、在宅療養中の方は室温が高くなりすぎないよう注意したり、経管栄養をされている方は水分量を増やしたりと配慮が必要です。窓側にいらっしゃる方はカーテンなどで直射日光を避ける必要もあります。
ここから9〜10月までの約半年間、暑さ対策は必須になりそうです。介護されている方も、無理しすぎずお過ごしくださいますようお願い申し上げます。
2023.04.26
「入浴介助」
病院や施設などで働くと、「入浴介助」という業務があります。読んで字のごとくなのですが、これがなかなか大変です。自身でシャワーやお風呂に入ることのできない患者様、又は利用者様に対して、病院や施設にあるお風呂や機械浴(これはストレッチャーや椅子に座ったまま入ることのできるお風呂です)にスタッフの介助で入っていただき、きれいになってもらう業務です。ただ…入っていただくだけでなく、入浴している当人の「全身状態の観察」「入浴前後の着替え」「皮膚の創傷や乾燥があれば処置や軟膏の塗布」「入浴している間に部屋のベッドシーツの交換」「掃除」などやることはたくさんあり、夏場には汗だくになること間違いなしの業務です。
そんな入浴介助ですが、どうしても事故が起きることがあります。数日前ですが、鳥取県の老人ホームで「入浴準備でストレッチャーに乗っていた寝たきりの女性が、数秒間目を離した間に床で倒れているのが見つかり、その後死亡する」という事故が発生しました。
入浴準備で乗っていたストレッチャーは、おそらく機械浴のストレッチャーかもしれません。これはスチール製のフレームにゴム、又は発泡ポリスチレンで体に当たる面を保護している場合が多いので結構滑りやすいです。また、70cmの高さであったことから、この後すぐに入浴介助にあたる予定だったのでしょう。
普段は歩いたり起き上がったりするのは困難であったと書いてあることから、あまり動きのない方だったかもしれません。それでも体をごそごそと動かすことができたためか、ストレッチャーからの転落につながったと考えられます。こちらの施設も普段は安全管理を徹底していて、今回だけこのような状況になってしまったかもしれません。しかし、スタッフが二人いても防げなかったというのは事実です。
私たちはこれらのニュースを聞くと、なぜこのような事故が起こったのか原因や経過を推測し、どうすれば防げたかを考えます。「人員が足りなかったのか?」「介助方法がいけなかったのか?」「次の業務の時間が迫っており余裕がなかったのか?」…いずれにしても起こしてはいけない事故です。そして、自身で介助する時に同じことを絶対に起こさないよう、心に留めておく必要があります。
弊社のプライベート看護サービス(自費訪問看護)でも、入浴介助を希望される方がいらっしゃいます。その際は「どこで」「どうやって」「何を使って」「どれくらいの時間の長さで」入るのかなど、本人のご希望やご家族のご要望にお応えすることが可能です。事故を起こさないよう細心の注意と気配りをもってあたらせていただいています。
これは独り言ですが…入浴介助は、やはりゆっくりと入られる方の希望に沿って、時間の余裕を持ったやり方が一番かと思います。お風呂は気持ちいいですからね。
2023.04.24
「プライベート看護サービス・自費訪問看護」
弊社は自費の訪問看護とオンライン在宅相談をメインとした会社です。介護保険や医療保険を使う訪問看護に比べ料金は高くなりがちですが、その分保険の枠組みに左右されない自由な訪問が可能となり、オーダーメイドでご利用者様専用の訪問内容にすることができます。弊社でご利用いただいている方は様々な環境・状態のご利用者様がいらっしゃいますが、多くの方は自力で生活することが難しく、日常生活に支援を必要とされています。例えば「自身で呼吸ができない」「自身で食事をとることができない」「自身でベッドから起きることができない」などなど…。そのような方々に看護・介護の面から支援させていただいています。
中でも自身で呼吸ができない状態は命に直結する場面ですから、より注意や観察をする必要があります。例えば気切カニューレ(首に穴をあけてカニューレと呼ばれる器具を気管に挿入する呼吸方法)では、どうしても管理の方法に悩まされます。
カニューレを挿入すると喀痰の量が増加しますので、挿入部周囲の皮膚トラブルや出血・皮下気腫の有無の観察など、注意点や観察項目が多く出てきます。それらをよく見ながら、他のことも同時に行う必要がある場面もあるため気が抜けません。
そのような状況の方でも、ご本人・ご家族の望むように最適な看護・介護を提供できるのが自費訪問看護(プライベート看護サービス)です。「1日だけの利用」や「この日がいい」「毎週〇曜日に」などといったご要望に臨機応変に対応し、気管切開や胃瘻、人工肛門などの処置が必要な場合でも対応が可能です。ご本人様・ご家族様のご要望に沿ったオーダーメイドの看護サービスを提供することができますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
2023.04.19
「エコな視点」
「エコ」とは本来英語の「ecology(エコロジー)」の略称ですが、昨今では「環境に気を配っていること」や「地球環境にやさしいこと」などの意味に広がっている言葉です。私も人間として地球上に生きているため、「これ以上環境を汚してはいけない」ということは十分理解しているつもりです。最近では、以前に比べプラスチック製品が姿を消したり変化したりしているように思います。たとえばコンビニでは、当たり前のようについてきたプラスチック製のスプーンやフォークを使わない方向にもっていこうと、プラスチック資源循環促進法の関係で2022年4月からカトラリーに使用するプラスチック量を減量し軽量化されていたり、木製のスプーンやストローが紙製になったりと脱プラスチックの方向性がとられています。
ペットボトルも従来に比べ薄型になっており、原材料(樹脂)の使用量を削減して環境負荷を最小限に抑えています。そのためリサイクルの際につぶしやすく、まとめて捨てる際にもかさばらないという利点があります。ただ…私個人としては、このエコの中でもペットボトルを薄くすることに関してはどうにかならないものかと感じています。
理由は「低圧持続吸引機」です。この低圧持続吸引機は、気管切開をされカニューレと呼ばれる管が首から入っている方や、ALSなどの神経難病で口が閉じられなくなり唾液が絶えず流れてしまう方に用いられる器具で、弊社の自費訪問看護でもたびたび見かけます。
この器具は口や気切カニューレにつないだチューブから吸引圧を低圧でかけ続けるもので、口の中や気切カニューレにたまった唾液や喀痰を回収し続けてくれるすぐれものです。持続的に唾液や喀痰を吸ってくれるのでとても助かるのですが、吸った唾液や喀痰をチューブと機械の間につないだペットボトルにためておく構造になっています。
察しのいい方はすでにお分かりかもしれませんが、前述した柔らかく環境に配慮したペットボトルに吸引圧をかけ続けるとつぶれてしまうのです。こちらの写真のような状態になります。
そうなっては指定した吸引圧が適切にかからなくなってきてしまい、うまく唾液や喀痰が回収できない事態となってきます。
場合によっては機械側に喀痰や唾液が入ってしまうことで故障したり、それらが気切カニューレや口に中にたまることで窒息を招く危険もあります。そのようなことにならないためにも頻繁に観察することが必要になってきます。
さて、ペットボトル一つでまさか人の命も左右しかねない状況が生まれれるのは、正直勘弁願いたいところです。そのため、弊社でそのような状況を発見した場合には、依頼者様に許可を得て従来のような固いペットボトルに替えさせていただいています。そうすることで上記のような事態を予防し、より安全な療養環境を整えると考えているからです。
しかし、最近はどの飲料メーカーのペットボトルも薄くなってきています。お勧めはお茶のペットボトルです。四角いものがいいですね。ただ1週間ほど使用しているとへたってくるため、交換しなくてはなりません。やはり在宅療養は一筋縄ではいきませんね。
2023.04.18
「自費訪問看護」
最近はミニマル青果のことをメインにご紹介させていただいておりましたが、実は本来、弊社は「訪問看護」や「オンラインでの在宅療養相談」がメインの会社です。10年以上、病院や施設、在宅での看護・介護に携わったスタッフが担当させていただき、ご利用者様の望む在宅療養の姿の実現に向けて日々邁進させていただいています。在宅療養の形は個人個人によって異なり、介護される人・介護する人にもその数分の形が存在します。少し前から問題となっているのが「ヤングケアラー」と呼ばれる存在です。学業や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、年下のきょうだいなどの介護や世話をしている18歳未満の子どもたちのことです。
また最近では、働きながら家族を介護する「ビジネスケアラー」の問題が産経新聞で紹介されていました。ビジネスケアラーは仕事と介護を同時に行うので、労働生産性の低下がどうしても伴います。その経済面の損失が、2030年にはなんと9兆円超に上るとの試算を経済産業省が公表しました。2025年には団塊の世代がすべて75歳以上になり、介護が必要な高齢者の増加を見込まれ、働きながら介護する家族への支援が課題となっていくのがだんだんと表に出てきていると感じます。
日本の社会保障は確かに優秀です。先人の方々が一生懸命考えてくださり、その結果が今の社会保障体制を確立したと思います。しかし、今後その先人たちすら介護が必要な状況になったとき、これまでの保障体制で賄っていけるのかどうかは…心配なところです。
弊社ではそのような在宅介護や看護、療養上の急な困りごとなど幅広く対応させていただき、自費訪問看護やオンライン介護相談をサービスの柱に、より多くの地域の方々にお役に立てるよう業務に励んでまいります。今後とも弊社をよろしくお願いいたします。
2023.04.11
「ミニマル青果」
以前よりお伝えさせていただいていた野菜や総菜の宅配サービス「ミニマル青果」ですが…4月10日より正式に開始となりました!このサービスは施設で働いているときから、患者様や入居者様の「ご家族の食」の負担ってどんなものなのだろう?と考えたことから始まっています。在宅医療や訪問看護の現場にいますと、日々の食材のお買い物やお食事の準備にお困りの声もいたるところから聞こえてくるからです。
そこで、介護をされている方の負担を少しでも軽減すべく、野菜やお惣菜の宅配サービスを始めました。「仕事が大変で食事の準備をする余裕がない」「自宅で親の介護をしていて食事を作るのが大変」「飲み込みの状況が悪くなってきて食事の準備に手間がかかる」など、介護や仕事で忙しい方に最適なサービスとなっております。
プライベート看護サービスと併せてご利用いただくと、より充実した在宅療養支援として提供することもできます。電話(052-307-6185)やメール(info@home-care-alliance.com)・FAX(050-3142-1213)、そして当社SNSであるFacebookやTwitterでもお問い合わせ可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください!
2023.04.05
「人の最期」
新年度早々やや重い話かもしれませんが、今回は「人生最後の日」についてのお話です。世間は穏やかな季節が続きますが、そんな中でも最期の日を迎える人は存在します。看護師という仕事は保助看法にも明記されている通り、「傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者」を軸としています。(※じょく婦とはおおむね妊婦さんのことです。)
そのため、疾患や加齢により徐々に衰え、最期を迎える方の対応をすることも珍しくありません。人は最後に心臓や呼吸が止まるまで様々な経過をたどり、全く同じ経過ではありません。血圧や脈拍、呼吸の状態など数値で見られるもののほかに、「眼の光がなくなる」「体臭が変わる」「なんか違う」といった3つの変化も見られます。
- 眼の光がなくなる
これは眼球の表面にゼリー状の様な膜?が張っていくことです。結膜浮腫とも似たような状況ですが、表面がボコボコした状態になります。 - 体臭が変わる
よく「さびた鉄やニンニクのようなにおい」と形容されます。私個人としては、普段に比べ鼻にツーンと来る匂いという印象でした。また、これにも個人差があり、普段に比べほのかに甘い体臭になる方もみえました。 - なんか違う
これは何もふざけている訳でなく、いつもと何か違ってきます。それは会話の受け答えのわずかな違和感だったり、先ほどの目や体臭のことだったり、本人の纏っている雰囲気なのかもしれません。
それまでのキャラクターが怒りっぽい方だと急に穏やかになったりもします。バイタルサインのほかに普段からその人を注意深く観察することで違和感に気づくことも多いです。
長くなりましたが、在宅療養分野で上記の内容は「看取り」と表現されます。当社の自費訪問看護でもそのようなご依頼をいただくことはあり、これまでも対応させていただきました。
また、ご家族からは「私たちは何をしたらいいですか?」と聞かれることがあります。私はそのような状況では、「できるだけ近くにいていつものように接してください」とご説明させていただきます。
私は看取りの状況下でご家族ができることは、ただ近くにいてあげることと考えています。ある意味最期の時に家族や親しい人が近くにいてくれるというのはとてもありがたく、幸せなことかもしれません。その人の生きてきた結果のようにも感じます。
宮沢賢治ではないですが、最期の時には家族がそばにいてくれる贅沢を味わえる…そういう人にわたしはなりたいですね。
2023.04.03
「新年度」
あっという間に桜も咲き、所によっては早くも散り始めている場所もあるかと思います。私たちの住む愛知県では多くの場所で見ごろとなっており、お花見に行きたい衝動を抑えながら日々仕事に邁進しています。ところで…この季節は桜がとても綺麗で気候も穏やかな行楽日和の日が続きますが、花粉に悩まされる季節でもあります。普段何気なく暮らしていても、人間は必ず呼吸をしなければ生きていけません。その呼吸と一緒に花粉を吸いこみ花粉症となってしまうわけですが、それは在宅療養の分野でも例外ではありません。体調が良かろうが悪かろうが花粉は牙をむいてきます。
在宅分野に行くまであまり意識していませんでしたが、医療には「気管切開→人工呼吸器導入」という生命維持の過程が存在します。首の甲状軟骨下気管軟骨を切開し、そこにカニューレと呼ばれる管を入れて、呼吸を安定させようという救急処置です。そして…自発呼吸がある方は良いですが、そうでない方は人工呼吸器が装着される場合があります。
このような方にも容赦なく花粉は襲ってきます。主に、流涎(よだれ)・喀痰(いわゆるタンです)・涙の増加や、皮膚トラブルとして症状が出てきます。頻回な吸引や皮膚トラブルの対処の開始が必要となってきます。
なんとも忌々しい花粉ですが、それでも花粉がないと植物は受粉できず植物が絶えてしまうため、十分必要なものでもあります。早く花粉症の特効薬が開発されることを切に願うばかりです。
表題からかなり脱線しましたが、以上、花粉症に悩む一患者からでした。
2023.03.28
「訪問看護立ち上げ」
訪問看護の需要は年々増加しており、一般社団法人全国訪問看護事業協会の調査では2021年度に13,003件もの訪問看護ステーションが稼働しています。届け出数としてはもう少し多く13,459件あり、456件の休止状態のステーションが存在します。そのような状況の訪問看護ステーションですが必要性は依然高く、比較的安価で入所できる特養(特別養護老人ホーム)に限って言えば29万人もの空き待ちの方がいる状況です。そのような方にも看護・介護が必要な場合は、訪問看護ステーションから訪問看護を提供することもあります。
さて、1万件以上も訪問看護ステーションがある日本ですが、やはりすべての事業所がうまくいっているわけではありません。中には立ちいかなくなって廃業する事業所も存在します。
先述の協会の調査で、2020年から2021年にかけての新規開業数は1,633件。それに対して廃業数は541件、休止数は240件となっています。これには人員の問題や経済的な問題等様々な理由がありますが、その事業所を頼りにしている利用者様がいるのは確かです。廃業や休止は、その利用者様にも不安や心配などのストレスを与えることになってしまいます。
私たちホームケアアライアンスはそのようなことにならないよう、複数名のスタッフで訪問看護ステーションの立ち上げから運営・管理まで幅広く対応させていただきます。
私自身の失敗もあるため、ご依頼者様には「安心して訪問看護ステーションの運営に打ち込めるように」、またせめて私たちの支援させていただく事業所様が「休業や廃業にならないように」…そのような思いで、全力でサポートさせていただいています。
こちらの写真は、この前訪問させていただいた事業所様での1枚です。
こちらのご依頼者様もこれまでは全く違った分野で事業をされていて、今回訪問看護事業に参入するということで立ち上げからお手伝いさせていただいています。今後がとても楽しみです。
2023.03.27
「合格発表」
3月24日に看護師国家試験の合格発表がありました。自分の時のことを思うと10年以上前になり、確か初めて合格発表がネット上で確認できるようになった年だったと記憶しています。受験から合格発表までの約一ヶ月、気が気でなかったため「ようやく解放される」という気持ちがとても強かったです合格された皆様はこれから入職までの間にいろんな準備をしたり、配属される科がわかっている方はその勉強などやることがたくさん出てくるかと思います。しかし、もし私から伝えることがあるとすれば…勉強ももちろん大切ですが体調管理をしっかりとし、睡眠をとることをお勧めします。
初めての入職では、患者さんの看護業務の他にその病院・施設のシステムを理解することも重要になってくるため、事前勉強ではどうにもならないこともあります。そんな中、体調が悪いと覚えることすら大変になってくるので、しっかり休んで体調管理に努めることが大事となってきます。
入職を控えた方々は期待と不安とが入り混じって、ウキウキしたり落ち込んだりするかと思います。「まずは毎日職場に通えばオッケー」というくらいのメンタルで行くのが良いのかもしれません。皆さまの健闘をお祈りしております。
2023.03.23
「新しいこと 4」
新しいサービスのため市場に出向く機会が増えました。今まで職場といえば病院や施設、在宅訪問などの医療職でしたが、心機一転、転職した気分です。現在商品説明用に写真を撮っていますが、大量にあるため開始までに整うかどうか…というところです。
写真を撮るのもなかなか楽しいですね♪
「ミニマル青果」には美味しいものが取り揃っていますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
2023.03.22
「介護施設におけるナースコール」
ネットで記事を読んでいて気になったものがありました。長野の特別養護老人ホームでの出来事です。
これは決して許されることはありませんが、おそらく施設勤務経験者なら「もしかしたらああいう状況だったのかな?」と、そこにいなくても当時の状況を容易に想像することができます。今回は主観にはなりますが、そこを僭越ながらお伝えできればと思います。長いですがお付き合いください。特養(特別養護老人ホーム)は、介護が必要になった高齢者が比較的安価で入居できる施設です。(介護保険の公的扶助があるためです。)
病気になり今まで通りの生活を送れなくなった高齢者が病院での治療が必要なくなり「さぁ家に帰ろうか」と思ったとき、病気によっては家に帰って今まで通りの生活が送れない場合がまあまああります。主に脳梗塞や脳出血、整形疾患により「ご飯を自分で食べる」「トイレに自分で行く」「お風呂に自分で入る」など自分自身のことを自分でできなくなってしまったときがそれです。
ご家族と同居しており、今後もその家族からの十分な介護が受けられる状況であれば家に帰ることができるでしょう。しかし、家族にも仕事やその他にもプライベートでやることなどがあります。「いいよ、いいよ、私が看るから」と、簡単には言えない状況である方がほとんどではないかと思います。
そんな中で特養は比較的料金も安く、原則最期まで見てもらえる施設のため「じゃあ本当は看てあげたいのはやまやまなんだけど施設にお願いして…」となるわけです。ただし、そのような状況になる家庭はそれなりにいるため、入居に関しては「空き待ち」になることが多いです。厚労省によれば29万人もの方が施設の空き待ちをしているとのことです。
いざ入ることができれば家族としては一安心…しかし、その先に悩むのは入居されるご家族の状況や、洗濯物のことになるかと思います。心配事はこれだけとも限りませんが、定期的に施設から状況を聞くことはできますし、いろいろ希望することもできます。
さて…これまでは家族側からのことを書きました。今度は特養職員側のことを書きます。施設では常時何十人ものご利用者さんがいらっしゃる状況になりますが、日々その方々の「生活の場」を支えるために一生懸命働かれる方ばかりです。主に看護師、介護福祉士、ヘルパー…これらの職種で構成されています。
「生活の場」というのは朝起きてから寝るまで。さらには、寝ている間も含まれます。
- 7:00前後 … 入居されているすべての方を起こして、着替えの介助が必要な方の介助をします。
- 8:00前後 … 朝食を提供し、必要時には食事摂取の介助をします。自身で食べられる方ばかりではないので、職員の方々が介助する必要や食事自体にも一口大食やトロミ食、ムース食など様々な形態を用意する必要があります。
- 10:00 … お風呂や体拭きなど清潔援助と呼ばれることをしたり、レクリエーションの時間になります。
- 12:00前後 … 昼食の時間です。自身で食べられる方ばかりではないので、職員の方々が介助する必要や食事自体にも一口大食やトロミ食、ムース食など様々な形態を用意する必要があります。
- 15:00頃 … 食後の時間から、また午前中にできなかった清潔援助やレクリエーションの時間となります。
- 18:00前後 … 夕食の時間になります。昼食時同様自身で食べられる方ばかりではないので、職員の方々が介助する必要や食事自体にも一口大食やトロミ食、ムース食など様々な形態を用意する必要があります。
- 20:00〜21:00頃 … 就寝時間になります。ただ「寝る時間ですよー」と声をかけるだけでなく、普段着から寝衣に着替える介助や寝る前の薬の介助、日中車いすに座って過ごされている方などは車いすからベッドに移動介助する必要があり、腰を痛めることもしばしばです。
以上、長々と書きましたがこのような激務の中で問題のナースコールがあると、その方のために時間を取る必要があります。もちろん普段であれば対応していたでしょう。
ただ、他の入居者のナースコールも重なり、一度に5〜7人のナースコールが鳴り響く中で「あると押してしまう」という方のナースコール電池を抜くという判断をネグレクトとするのも難しい判断だったと感じます。
いずれにせよこの記事から、介護現場はかなり追い詰められていて、職員の方々は事故が起きないようあらゆる手を講じながら現場を回そうと必死にやっている…と感じていただければ、今後の介護現場に少しでも良い風が吹くかなと思いました。
2023.03.20
「新しいこと 3」
以前の日記でも案内させていただいた、「新しいこと」の経過報告です。Twitterの方ではすでに案内させていただいた、総菜や野菜の宅配サービスについてです。サービス名は「ミニマル青果」に決定しました!これは提携させていただく名古屋市北部市場のマルセイ株式会社様から、一部名前を頂戴して考えさせていただきました。マルセイ様は食品関係を幅広く取り扱っており、主に取り扱っている野菜類から総菜、果物、さらには肉類も取り扱いが可能です。「べんりな市場」と思って利用していただけたらなと思います。
現在までに1000種類弱のラインナップになっており、今後商品の説明をホームページ上にも載せていきます。そこから選んでいただいてもいいですし、「ちょっとこれほしいんだけど!?」や「こんな感じのものないの?」「この料理作りたいから必要な材料が欲しい」など、ご利用者様の要望に沿って提供できる予定です。また、サービス開始後も定期的に提供方法を変更しながら、よりご利用しやすいサービスを目指していきます。
既に当社のサービスとして自費訪問看護サービスがありますが、こちらと併せて注文いただくことも可能です。要介護者様への在宅介護では、今までの食生活の変化や食形態の変化…こういったことへ対応するだけでもとても大きなストレスとなります。
自費訪問サービスではそのような方へも柔軟に対応でき、今回のミニマル青果サービスと合わせて必要な食形態で必要なお時間にお届けすることが可能です。
食事は人間にとってとても大切なものです。しかしその準備には大変手間を取られてしまいます。そのような「大変」を減らすのも当社の役割と考えていますので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
2023.03.13
「新しいこと 2」
先日の日記でご紹介した「新しいこと」ですが、だんだん調整がついてきてもう少しで皆様のところにお届けできそうな体制が整ってまいりました。今回のサービスのため市場に通うことが増えましたが、これまで立ち入ったこともない場所なので新しい発見の連続でした。まず、日中の市場は意外と静かです。市場といえば何となく24時間365日ガヤガヤしている印象でしたので、これには驚きました。そして…当たり前かもしれませんが野菜はどれも新鮮で、なおかつ「でかい」です!スーパーなどで見かけるサイズの1.5倍ほどはあるかと思います。
種類も豊富で100種類以上をゆうに超えます。聞いたこともない野菜も多く、セープやパオなどもあり、ついでに野菜の勉強にもなりました。
2023.03.09
「3月9日」
この時期は、朝からニュースなどで卒業式の内容が流れています。私は学生生活からすでに10年以上たっていますが、それでも何となくセンチメンタルな感情に包まれるのがこの頃の特徴でしょうか?ちなみに…看護師の合格発表は3月末ごろになりますので、まだこの時期は発表前ということもあってとてもじらされます。
私の場合、国家試験の自己採点の結果があまり芳しくなかったために気が気でなかったことと、就職先の決定が看護師国家資格の合格発表前だったため「もし落ちたらどうしよう…」という2大心配事があり、何をしても手がつかなかったように記憶しています。(実際、就職先が決まったのに国家試験に落ちたということで内定を取り消しされる方もいます。なかなかに残酷です…。)
とはいえ試験は終わっていますし、あとは祈るのみです。受験生の皆様、ぼちぼち参りましょう。
2023.03.07
「介護保険施設における人員不足」
いわゆる「施設」で介護を経験した方はどれくらいいるのでしょうか?厚生労働省の発表では、介護保険施設で従事している介護福祉士の職員は200万人以上もの人員がいます。しかし、それ以上に要介護者の人数は増えており、すでに20万人以上の職員不足状態となっています。そんな中で先日、以下のような記事を見つけました。 事例的に「人員不足が慢性的な事業所では起こりうる」と容易に想定でき、そのために施設職員さんも必死に業務に当たられていたと考えられます。それでも起きてしまうのが、今回のような誤嚥による窒息事故です。
ただ、裁判所が「容易に想定できる」とした内容で、想定できることでも「容易に対応できる」わけではありません。今後、施設側の負担が増えていく中で、施設への支援が現状のままでは同様のことは増えていくことが容易に想定できる…と感じざるを得ない記事でした。
このような事故がないことを祈るとともに、目に見えて不足している人員に対しての対応が急務となってきています。
2023.02.28
「新しいこと」
以前、当社のTwitterでもあげた内容ですが…当社は自費の訪問看護サービスを提供させていただいています。自費であるため公費で実施される訪問看護よりはどうしても高額になりますが、公費の訪問看護ではできない長時間の訪問看護や外出支援、それに伴った両介護者自身の希望の充足や在宅介護家族へのレスパイトケアの提供、作成された訪問看護計画書以上の内容の実施も可能となっています。
また、以前より頂戴していたご意見として…
「介護をするのも大変だけど、食事を作るのも大変」
「介護をしていると、自分の食事がおざなりになってしまう」
「作るのも面倒だし、まして栄養やカロリーを考えて作るのなんてムリ!」
といった食に関する内容も聞かれていました。「介護をしていると、自分の食事がおざなりになってしまう」
「作るのも面倒だし、まして栄養やカロリーを考えて作るのなんてムリ!」
これも何とかできないものかと考えておりましたが、この度市場に入っている企業様とのご縁があり、この問題を解決できる可能性が出てきたことをご報告させていただきます!
現在どのように提供するとよいか試行錯誤しているところでございますので、もう少しだけお時間をいただけますようよろしくお願いいたします。
今後ともホームケアアライアンスをよろしくお願いいたします。
2023.02.24
「無料低額宿泊所」
みなさま、こんにちは。突然ですが、無料低額宿泊所というものをご存じでしょうか?ほとんどの方がなじみのない施設かと思いますが、「無低(むてい)」とも略されるこの施設は「生活困窮者のために、無料又は低額で簡易住宅を貸し付け、又は宿泊所その他の施設を利用させる事業」と位置付けられており、原則3ヵ月最大6ヵ月を期限に、無料又は低額で生活困窮者の住居が確保される施設となっています。
すべてではありませんが、中には「囲い屋」と呼ばれる、いわゆる貧困ビジネスを行っているところも存在します。住居を斡旋してそれをもとに生活保護を申請させ、家賃などの名目で生活保護費の一部ないし全部を生活困窮者から搾取するという、悪徳なところが存在したりするのです。
もちろん、そんな不正なことをせず社会福祉事業としてきちんと行われているところがほとんどですが、そのような事業者も存在するのはとても残念なことです。
以上のお話は先日お会いしたNPO法人様から聞いた話ですが、これまでそのようなことを聞いたことのない私にとって衝撃的なこともでありました。また、このような施設の中でも体調がよくない方がいたり介護が必要な方がいたりと、私たちの自費訪問看護サービスだからこそ支援させていただけることが多いことを教えていただきました。
私たちにとってもまだまだ貢献できる場所があると認識するに至りました。今後もホームケアアライアンスをよろしくお願いいたします。
2023.02.17
「普通」
この言葉を日々の生活で使われる方は多いと思います。それこそ私も「普通」によく使います。さて、なぜ今回このような話題を出したかといいますと…世の中には数多くの普通があり、その内容は人によって様々ですし、その普通が使われる話の内容も多岐にわたります。そして、普段私たちの行っている在宅介護に対しても、数多くの「普通」が存在します。
例えば、医療者側としては「普通、1日3回歯磨きするよね。」「寝たきりの人は夜でも2〜3時間おきにオムツの中を見て、排泄がないか確認するのが普通だよね。」「誤嚥リスクがあるから食事はムース食しかダメだし、夜中でも吸引やらないといけないでしょ。普通だよ。」などが存在します。
しかし、それは医療者側からの普通であって、要介護者側からは「歯磨きは1回でも大丈夫。今までそれでやってきたもの。」「夜は寝ていたいから何度も起こさないでほしい。」「確かに誤嚥するかもしれないけど、食事は今までのものが食べたいし、吸引は苦しいから絶対にやらないでほしい。」など今までの普通を希望され、医療者側の普通は通用しない場合もあります。
病院とは異なり、在宅療養ではそのような要介護者側の「普通」も、より叶えることができます。さらに公費の訪問看護に比べて自費の訪問看護はより自由度が高く、要介護者の希望を最大限叶えることが可能です。
昨今、訪問看護もニーズの広がりを受け、様々な内容に答えられることが要求されてきています。ご利用者様ごとの「普通」に対応し、ご利用者様のニーズに応えられ、また安心も提供できるよう、今後もホームケアアライアンスは在宅支援に取り組んでまいります。
2023.02.14
「続 在宅介護とお金」
前回の日記では、在宅介護にかかる費用として、「介護サービス費用」「日用品(オムツや食事)」「受診などのための移動費」の3つを挙げさせていただきましたが、今回はこの3つについて具体的に説明をしていきたいと思います。まずは「介護サービス費用」についてです。これはご家族での介護が困難な場合、介護保険での補助を受けながら様々なサービスが受けられる仕組みになります。
介護保険の補助により自己負担は総額の1〜3割(これは本人の所得や同一世帯の65歳以上の人数、年金収入額によって変わります)のため比較的サービスを受けやすいのですが、介護度に割り当てられた以上の内容のサービスはできません。
そのため、「もっとこっちの時間にサービスを割り当てられたら…」や「もう少しデイサービスに行けられないのか?」など、「もっとこうできたら…」と思う方もよくいらっしゃいます。公的な補助付きで、なおかつ自己負担1〜3割でこれだけのサービスを受けられることはすごいことのなのですが、それでも足りない点が出てくるのです。
次に「日用品」についてですが、意外とお金がかかって驚かれる人が多いのがオムツ代です。介助されてトイレで排泄できる方はまだ良い方ですが、トイレに行けなくなるとオムツ代もかかってきます。トイレに行ける状態ですとリハビリパンツ(通称リハパン)を履いて1日1回交換すればよいですし、汚れたときに交換したら大丈夫と考える方が多いようです。
しかし、リハビリパンツは約1袋2,000〜2,500円かかります。しかも、1袋に15〜24枚と中途半端な枚数のため、1日1回交換すればひと月に2袋は最低購入する必要が出てくるわけです。さらに…いわゆる寝たきりとなると、1袋1,800〜3,000円のテープ式オムツと1袋1,000〜2,500円のオムツパットが必要になってきます。
寝たきり状態ですと自身で排泄をしたことに気づけなかったり、しっかりオムツをあてたつもりでも横から漏れていたりと、介護自体も大変になってきます。排泄状況によってもオムツやパットの使用量が変わりますので、よりお金がかかってくる場合もあります。
以前お会いした奥様を介護されているご主人さまが、「テレビのCMを見て自分にも在宅介護できそうだなと思っていたのに、排せつの問題でとても苦労した」「CMのような簡単な状況の介護ってそうそうないんだな」と話されていました。オムツ排泄の問題は、在宅介護において費用と手間の面からとても大変な問題です。
最後に「受診などのための移動費」です。これは車を所有されていないか、自家用車では移動できない状態の方に限った話になりますが、在宅介護を受けられる方が移動される際は「介護タクシー」を利用される場合があります。
介護タクシーは運転手がヘルパー2級以上の資格を所有しており、移動の手伝いや利用者の介助もできるタクシーです。そのため、通常のタクシーよりは高額となっており、重ねて利用することで高額になることもあります。
ただ、介護タクシーは介護保険の適用になるため、ケアプランに組み込むことで費用を抑えることもできます。ちなみに当社の範囲でもある名古屋市での介護タクシーの相場は、基本料金3,000〜5,000円に通常のタクシー料金のような距離・迎車などの追加料金になっているところが多いです。
以上が在宅介護でお金のかかることの一例です。また、今回は施設入所しているという状況にはあえて触れませんでした。そこに触れるとさらに金額が増すためです。
ちなみに…すべての場合に当てはまるわけではありませんが、施設入所の方で自費訪問看護を利用して全体の介護の状態を見直した結果、全体の費用が抑えられた例もあります。気になる方は一度お問い合わせください。
2023.02.09
「在宅介護とお金」
今回はお金の話をしたいと思います。お金は多くの人にとって悩みの種であり、あればあるほど助かるものです。日本では「お金は悪」とまではいかないものの、持ちすぎたり稼ぎすぎたりすると何となく嫌な目で見てくる人が出てくるでしょう。絶対必要だけど、ネガティブな面もあるのがお金です。そんなお金ですが多くの「もの」や「こと(サービス)」を買う、又は受けるにあたって必ず使います。コンビニでお茶を買うにも、宅配や服のクリーニングを受けるにも必要というわけです。これは、もちろん周知の事実だと思います。
さて…在宅介護を行うにあたってもお金はかかります。ネットで調べると月に5〜8万円にかかるとされ、平均で7.8万円かかると出てきました。ただし、これはあくまで目安にすぎず、要介護者の介護度やそれによる自己負担額の割合によってもかわります。
個人的には、最低でも月に8万円以上とみておけば在宅介護においては何とかなると考えていますが、かかる費用の一例として以下のようなものがあります。
・介護サービス費用
・日用品(オムツや食事)
・受診などのための移動費
次回の日記では、これらの「かかる費用」について具体的に説明していきたいと思います。
・日用品(オムツや食事)
・受診などのための移動費
2023.02.03
「2月」
2023年に入り、早くも1月が終わって2月に入りました。相変わらず寒い日が続き、私も「うーさむい…」が口癖になっています。さて…今月は国家試験の月になりますので、私も含め看護師のキャリアを持つ人にとっては思い入れのある月になるかと思います。私も当時必死になって受験勉強をしたのを思い出し、懐かしく感じました。
最後のひと月はひたすら今まで説いた問題を再確認し、体調管理に気を配っていたような…。正直「もし落ちたら…」と考えたり、ネガティブなことを考えないようただただ必死でした。
なにはともあれここまで来たら、後は体調管理と今まで通りの受験生活を送ることに心がけていればきっと大丈夫です。受験生の皆様のご武運をお祈り申し上げております。
2023.01.31
「カリフォルニア」
早いもので、年越しからすでに1月が終わろうとしていますが、今月も1ヶ月の間に様々なことが起きました。私には海外で生活している妹がおりますが、彼女とも久しぶりに話す機会がありました。介護をするにあたって、マンパワーというものはとても重要になります。まして親の介護となれば兄弟間での協力はとても重要ですし、お互いに支えながら介護をしている方々も大勢いらっしゃいます。家族間の協力があっても介護は大変です。そんな中、要介護の家族の方針に関する話が出ることもあります。
「口から食べ物が食べれなくなったから胃瘻をつくって栄養を入れる必要がある…」
「延命処置どうしよう…」
「そろそろ自宅で介護するのも限界になってきたから、施設に入ってもらう必要があるかも…」
など内容は様々です。「延命処置どうしよう…」
「そろそろ自宅で介護するのも限界になってきたから、施設に入ってもらう必要があるかも…」
普段から連携を取り共同で介護をしている家族・兄弟・親戚間であれば、比較的すぐに答えは出るでしょう。しかし、普段介護に参加していない家族・兄弟・親戚が「そんなことをしてはかわいそうじゃないか!」「本人が思っていることももっと尊重しないと!」「そんなことしたら周りがどう思うか…!」というような発言をされる状況が、そこそこの頻度で起こります。しかも、話がまとまりかけているタイミングでこれを言われるともう悲惨です。収拾がつかなくなることもあり、家族関係にヒビが入ることもあります。
この状況を「カリフォルニアから来た娘症候群」と言います。1991年にアメリカで報告された事例をもとにこう言われるようになりました。
アメリカ西海岸のようなさわやかさは微塵もなく、どろどろとした家族間の空気が流れるのです。このようなことがないよう、普段から家族の介護のことについて情報共有し、難しいこととは思いますが統一した意思決定をしていきたいものですね。
ちなみに…妹とは関係性に問題はなく、今度会う際にでも家族の今後のことについて話し合う予定です。
2023.01.30
「第5類」
新型コロナウィルスが世界に広まって、約3年の月日が経ちました。その中で感染症法のコロナの位置づけが、第2類相当から第5類へ引き下げられることが政府によって決定されました。時期は5月8日からだそうです。5類になることで私たちにとっては、
・今まで公費負担だった部分が自費負担になる(※ただし、当面は公費負担を継続、段階的に縮小予定)
・季節性インフルエンザと同じ扱いになり、隔離や自粛が求められなくなる
など、負担が増えることと減ることが出てきそうです。医療者側としては、さらなる感染の広がりが懸念されるところではあります…が、「そろそろ良いのではないか」という気もしないでもありません。・季節性インフルエンザと同じ扱いになり、隔離や自粛が求められなくなる
ただ、当社としては新型コロナウィルス対応も行っておりますので、医療従事者として粛々と対応に当たらせていただくしかありません。
写真は対応時に使用しているガウンやマスクですが、これらをゾーンごとやご利用者様ごとに交換してサポート対応に当たらせていただいています。
これは愚痴ですが…これ、なかなか脱ぎ着が大変なんです。
2023.01.25
「新年」
12月21日に株式会社Map'sコーポレーション様の子ども食堂が開催されましたので、前回に引き続きホームケアアライアンスとして協賛をさせていただきました。たくさんの子供たちが参加してくれて、とても賑やかな1日になりました。
また家庭の事情により一人で参加された子供さんもおり、そのような状況の子に少しでも楽しみな場所、安心できる場所の提供が大切だと感じました。
2023.01.19
「自費訪問看護サービス」
「プライベート看護サービス」とかっこよくネーミングしたつもりでしたが、こちらは自費の訪問看護となります。「施設とか在宅でやってる訪問看護と何が違うの?」という質問をよくいただくため、はっきりと申し上げます。施設や在宅でよく見るのは公費負担のある訪問看護で、当社のものは自費の(公費負担のない)訪問看護です。施設で働いているときに、もっとしなくてはならないことがあるのに時間やルールの関係で退出しなければならないような場面や、癌末期の方の「ちょっとでいいから外の空気をすいたいな…」「昔行ったあそこのラーメン食べたいな…」などといった切実な訴えを実現したくて始めました。少しおせっかいかもしれませんし、1時間6,250円というのもなかなか高額になるかと思います。
ただしその分、公費負担の訪問看護にくらべて自由度がかなり高く、時間や場所の制限もなく「外出」「外食」「遠方の旅行」が可能です。また、在宅介護をされている方には、「休息」「息抜き」という意味合いで利用していただくことも可能です。
「介護をする」という行為はとても素晴らしいことだと思います。しかし、実際は頑張りすぎてしまったり、先も見えづらい状況でストレスがかかりうつ病になってしまったり、感情を要介護者にぶつけてしまったりする状況も散見されます。
また、生命保険文化センターによると、介護にかかる期間は平均5年1ヶ月という統計もあります。この長丁場の介護を少しでも心穏やかに過ごしていただくために、当社は今後もプライベート看護サービスでお手伝いさせていただきたいと思います。
2023.01.17
「プライベート看護サービスの流れ」
プライベート看護サービスへのよくあるご質問の中で、「外出の時はどんな感じでやられるんですか?」というご質問をいただくことがあります。ご自宅など施設内の際には、実施する内容が決まっていればその内容を大まかな時間のスケジュール表でお示しし、ご本人またはご家族の同意のもとで実施させていただきます。
また、行程終了後には、後日スケジュール表に沿って実際にどのようなことを実施したかを、紙面又はメールにてご報告しています。
外出される場合には、ご自宅など施設内での際のスケジュール表と共に、実際に向かわれる場所(お店や公共施設など)の地図を用いておおよそどのような順序で移動するのかをお示しした後に、ご本人ご家族の同意を得て実施させていただいています。
こちらは以前、プライベート看護サービスを使って熱田神宮へ参拝された方に用いた地図となりますが、このようにわかりやすくご説明させていただき、ご家族様の心配をなるべくなくすような努力をしております。
2023.01.11
2023.01.10
2023.01.01
「2023年」
皆さま、明けましておめでとうございます。株式会社ホームケアアライアンスの森下です。日頃より弊社をご利用していただきまして、心より感謝申し上げます。年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?弊社は普段通り営業しておりましたので特に変わった様子はありませんが、ご依頼いただく内容に年越し・年明けを感じております。
一例をあげれば…医療・看護処置の必要な方の忘年会の出席のための同行や、年末年始の寺社仏閣への詣での付き添い等、保険外サービスであるプライベート看護サービスでなければ実施できないご依頼であると感じています。
今年度もご依頼者様の希望に沿えるよう邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。